Salesforce連携で工数3分の1に
リード登録を自動化した活用術

株式会社フューチャーショップ
インサイドセールス

SaaS型のECプラットフォーム「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップ。
ECサイト構築・運営を支援するサービスで多くの企業から支持を集めています。
もとは海外の日程調整ツールを利用していたものの、効率化しきれず、調整業務に多くの時間を費やしていたのだそう。
そこで、TimeRexに乗り換えたところ、日程調整にかかる工数の削減に成功。
さらにSalesforce連携によるリード登録の自動化を実現したことで、リード登録の工数を3分の1に削減できました。
現在は約20個の日程調整カレンダーを活用し、流入経路ごとの効果測定を行いながら、さらなる業務効率を推進しているのだとか。具体的な活用法について、ECビジネスグロース部の高田さまに詳しくお伺いしました。

課題と効果

課題
  • Salesforceへのリード登録を手作業で行なっていた
  • 日程調整ツールとGoogleカレンダーで予定の二重管理が発生
  • カレンダーを追加するごとに料金がかかる
効果
  • リード登録の自動化により工数を3分の1に削減
  • Googleカレンダーとの連携で空き状況を自動反映
  • 無制限に日程調整カレンダーを作成でき、データ分析も可能

海外製ツールの限界に直面
手動入力と二重管理から脱却へ

– TimeRexを導入される前は、どんな課題がありましたか?

高田さま:

実は、4年ほど海外の日程調整ツールを使っていました。でも、大きく3つの課題があって、「もう早く変えたい」と思うほど困っていたんです。

課題の1つ目は、Salesforceと連携できなかったこと。

日程調整が完了すると、Slackに会社名や名前などの情報が通知されるのですが、それを見て、私がSalesforceのリード情報欄にコピー&ペーストしていました。

もしも私が入れ忘れたら案件管理に支障をきたし、フィールドセールス部門もマーケティング部門も作業ができなくなります。常に気を配る必要があり、地味にストレスでした。

2つ目は、Googleカレンダーとの連携が双方向じゃなかったこと。

その日程調整ツール経由で予約が入るとGoogleカレンダー側に反映されるのですが、手動でGoogleカレンダーに予定を入れると日程調整ツール側には反映されないのです。

予定が入るたびに日程調整カレンダーとGoogleカレンダーをチェックしなければならず、いつもミスがないかヒヤヒヤしながら運用していました。

3つ目は、料金の問題です。

カレンダーを追加すればするほど料金がかかる仕組みで、各メンバーの個別カレンダーを作ろうとすると料金が跳ね上がるのです。

「本当は作りたいけど、コストを考えると我慢しないと…」という状況で、結局、メールでの日程調整に頼らざるを得ませんでした。

– そのような状況の中で、TimeRexを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

高田さま:

きっかけは、他社との打ち合わせでした。その会社の担当者から日程調整の際にTimeRexのURLをいただいたんです。

「これ、どんな感じですか?」と聞いてみたら「すごく便利ですよ!」とすすめられて。詳しく調べてみると、私たちが欲しい機能がすべてそろっており、費用も海外のツールとほぼ同じでした。

そこで、まずは1ヶ月ほどフリープランで試し、その後にプレミアムプランを契約したんです。

 

リード登録の自動化により
工数を3分の1に削減

– それでは、実際にTimeRexを導入された効果について教えてください。

高田さま:

最も大きな効果は、やっぱりSalesforce連携ができたことでした。

以前は手動でコピー&ペーストしていた作業が完全に自動化され、「ゲストへの質問設定」という機能でお客さまに回答していただいた内容もそのままSalesforceに反映されます。

しかも、メールアドレスが一致していれば、2回目以降の予約時には既存のリード情報を自動更新してくれるので、Salesforceはいつでも最新の状態です。

おかげでリード登録にかかる工数が3分の1ほどに減り、時間を他の業務に充てられるようになりました。情報を入れ忘れる心配もなくなったので、精神的にもずいぶん楽になりましたね。

Googleカレンダー連携で手間削減
メンバー別カレンダーで効率化

– Googleカレンダーとの連携について、使い心地はいかがですか?

高田さま:

非常によくて、営業メンバー全員が予定の二重管理から解放されました。Googleカレンダーに予定を入れれば、それが自動的に日程調整カレンダーに反映されます。

しかも、TimeRexでは日程調整カレンダーを無限に作れるので、フィールドセールスの各メンバーが個別のカレンダーを持てるようになりました。用途に応じていくらでも日程調整カレンダーを作成できるのがとても便利です。

– 現在、使われている日程調整カレンダーの数はいくつですか?

高田さま:

20個近く作成しています。基本的に、フィールドセールスのメンバーは全員、それぞれ個別のカレンダーを持っています。

インサイドセールスである私が1回目の商談を担当した後、2〜3回目の商談からは、フィールドセールスの担当者が、自分の日程調整カレンダーのURLを送って日程調整を行なっています。

以前は、メールで「この日はいかがでしょうか」というやり取りをしていたので、これだけでも大きな効率化。お客さまも好きな時間を選べるので、満足度も上がっていると思います。

 

流入経路ごとに効果を可視化
各日程調整カレンダーの予約数を把握

– 日程調整カレンダーはどこに設置されているんでしょう?

高田さま:

具体的には、Webサイトに埋め込んでいたり、資料請求後の自動送信メールやメールマガジンにURLをつけたり、LPのボタンで遷移させたり。さまざまなタッチポイントがありますが、日程調整カレンダーの内容はすべて同じです。

同じ日程調整カレンダーをコピーして、それぞれ別のURLとして各タッチポイントに設置して効果を測定しているんです。TimeRexには日程調整カレンダーの複製機能があるので、簡単にできます。

– どのタッチポイント経由の予約が多いかがわかるわけですね。

高田さま:

その通りです。TimeRexの管理画面から、各日程調整カレンダーの予約件数がわかるので、「資料請求後のメールから何件」「Webサイトの埋め込みから何件」「メールマガジンから何件」というのが一目で見られます。

これによって、「このタッチポイントからの予約が多いから、ここに力を入れよう」といった判断ができるようになり、マーケティング部門が成果を測定しやすくなりました。

通常、このような効果測定をしようとすると、マーケティングオートメーションツールと連携する必要がありますよね。でも、TimeRexなら日程調整カレンダーを複製するだけで、同じような測定ができます。

新しいタッチポイントができたときも、日程調整カレンダーをコピーして、そのURLを設置するだけ。非常にシンプルでスピーディーです。

 – 日程調整カレンダーが20個もあると、管理が大変ではありませんか?

高田さま:

いえ、意外とそうでもないんです。TimeRexは、お客さまに見えるカレンダー名とは別に、運用側だけが見える名前もつけられるので、そこに流入経路の名称を入れているんです。だから、管理画面を見れば「これはどのタッチポイントのカレンダーか」がすぐにわかります。

– なるほど、大切なコツですね。他にも活用されている機能はありますか?

高田さま:

Slack連携もよく使っています。

各メンバーに予約が入ると、Slackにリアルタイムで通知が来るように設定しています。本人はもちろん、私も通知を受け取れるので、全体の状況を把握できます。

通知を受けたら、すぐにSalesforceの管理画面に行ってステータスを進めたり、必要な情報を追加したりします。この一連の流れが非常にスムーズになりました。

– 最後に、TimeRexの導入を検討する企業へメッセージをお願いします。

高田さま:

TimeRexは、Salesforce連携、Googleカレンダーとの双方向連携、Slack連携など、ビジネスに必要な機能がそろっていて、なおかつ直感的に使えます。

日程調整カレンダーは無制限に作成できるので、メンバーごと、用途ごと、流入経路ごとなど柔軟な運用ができます。私たちのように20個も作成できるというのは、まさにTimeRexならではの強みではないでしょうか。

とくにSalesforceを利用している場合は、そのリード登録を自動化するだけでも業務効率は大きく向上するはず。DX化を推進したい企業におすすめです。

株式会社フューチャーショップ

SaaS型ECプラットフォーム「futureshop」を提供。ECサイトの構築から運営まで、事業者のニーズに応じた柔軟なカスタマイズと充実したサポート体制で、多くの企業のEC事業を支援している。 https://www.future-shop.jp
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