急増するフリーランスに向けたマーケティング教育や支援に定評のある株式会社グロースバリュ。日本最大級のWebマーケティングスクール「Withマーケ」、ママに特化した在宅ワーク支援スクール「skimama(スキママ)」といったサービスを運用しています。
こうしたサービスにおいて、受講生へのサポート日時の調整、入会前面談の日程の調整などをするためにTimeRexを導入されました。
導入後は、カスタマーサクセス部では面談の実施率がほぼ100%にアップ。また、マーケティングセールス部でも、初回カウンセリングの実施率、成約に至るコンバージョン率などに良い効果がみられたとか。
同社の取締役・大草さまに、TimeRex導入後の効果や、導入の決め手、現在の活用方法などを詳しく伺いました。
– TimeRex導入後、カスタマーサクセス部での変化について教えてください。
大草さま:
「Withマーケ」を例にお話ししますね。お客さまが受講生としてサービスに入会されると、“メンター”が最初にオンボーディングをさせていただくのですが、今まではこの面談の日程調整が大変でした。
LINEでお客さま(受講生)と連絡をとり、「いつがいいですか?」と複数の希望日の候補を上げてもらい、その日程をメンターが所属するSlackのグループに投げ、「この日程で行ける人はいますか?」と聞いてメンターを探す形でした。
しかし、お客さまにとって複数の日程候補を上げるのは手間ですし、私たちもメンター探しで1〜2日かかることがあって労力がかかっていました。
TimeRexの導入後は、お客さまにカレンダーから都合の良い日を選んでもらえれば、あとは自動でその日に入れるメンターがアサインされます。私たちもずいぶんラクになりましたし、お客さまをお待たせすることなくご案内できるようになったのもうれしい変化でした。
– 面談の実施率にも変化はありましたか?
大草さま:
ありました。それまでは、お客様との日程調整がうまくいかなかったり、候補日をいただけず面談に至らなかったりするケースがありました。結果として、退会につながってしまったこともありますが、導入後はほぼ100%の割合で実施できています。
1ヶ月後、2ヶ月後にも面談をするタイミングがあって、その際もTimeRexのリンクを使ってもらえるので便利ですね。
– 一方、マーケティングセールス部ではどんな変化がありましたか?
大草さま:
安心して広告を出せるようになったのが大きな変化だと思います。
「Withマーケ」の例でいうと、新規のお客さまがLPをクリックするとLINEに遷移し、Lステップを通じて無料カウンセリングの予約をとってもらう形にしています。
もともとは、ここでLINEカレンダーを表示していましたが、細かいカスタマイズができず、結局は手動で日程を調整している状態でした。また、広告のコンバージョン計測の方法にも疑念があって、広告の出稿を躊躇していました。
その点、カレンダーをTimeRexに変えてからは、カレンダーにGoogle広告のコンバージョンタグを設定して正確にデータを計測できるので、安心して広告を出稿できるようになりました。
最近はGoogleでリスティング広告を出しており、経路などの分析のためにWordPressにTimeRexのリンクを埋め込んで使っています。カルーセルだったり、本文中だったり、リッチメニューだったりとさまざまな場所で表示しながら、効果的に運用できており、成約率にも良い効果が出ていると思います。
– もともとは手動での日程調整の手間が煩雑だったことから、良いツールを探されたとのことですが、TimeRexの導入は何が決め手になったのでしょうか?
大草さま:
導入を検討していた時期は、トライアルとしてさまざまなサービスを触りました。その結果、最もシンプルで見やすいと思ったのがTimeRexです。
直感的にさわれるUIなので、「Withマーケ」「skimama(スキママ)」のどちらのお客さま(受講生)にとってもわかりやすく、使いやすいだろうと考えました。実際、使い方がわからないという問い合わせが来たことは今のところありません。
また、作成できる日程調整用URL(日程調整カレンダー)数に上限がない点も魅力でした。価格も、他社と比較して安価だと感じて導入を決めた次第です。
– 実際に使ってみて良かった点はありますか?
大草さま:
柔軟に中身をカスタマイズできる点がとても気に入っています。
たとえば、日程調整カレンダーの「優先順位」の設定を使ってお客様満足度の高いメンターを上位に表示させる、事前にフォームで悩みを聞く、といった細やかな運用もできるので、裏側でマネージャーがこまめに変更しています。
そのほかにも、複数人でカレンダーを調整できる機能、広告のコンバージョンタグをはじめとする外部ツールとの連携機能も非常に重宝していますね。
– 具体的にはどんなツールと連携されているんでしょう?
大草さま:
弊社では主にSlackと連携させています。その通知機能がとくに便利です。
たとえば、お客さまから面談の予約が入ったとします。すると、メンターはSlackからの通知によって、すぐに自分宛の面談が入ったことに気づけます。
さらに、管理者であるバックオフィスのスタッフも、どのお客さまからどのメンターにいつの面談が入ったのかリアルタイムで把握できます。スタッフたちからは、「仕事がスムーズになった」とポジティブな声をよく聞いていますね。
– Slackとの連携は便利ですよね。ほかにも連携されているサービスはありますか?
大草さま:
あとは、Webhook (ウェブフック)もよく使っています。
TimeRexのデフォルトの仕様では、リマインドメールを送れる回数は1回のみですが、1回だけでは見逃されてしまうこともあるので、弊社のエンジニアがカスタマイズして、複数回送れるようにしています。
– 今後はTimeRexを活用してどのように業務を効率化されたいですか?
大草さま:
現在はスプレッドシートで顧客管理をしているので、今後、CRMツールを導入した際は、TimeRexの予約情報などもとも連携し、さらなる業務の効率化を図れたらと思います。