経理業務を自動化し、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を効率化するソリューションを提供している株式会社invox。
業界最安水準の価格を実現しながら、3万社(※)を超えるお客さまに対し、30名のスタッフたちが充実したカスタマーサービスを展開しています。
※2025年11月時点
「高機能かつシンプルで、誰もが気軽に使えるサービスを目指してきた」と語る同社が、TimeRexを導入して4年。
「社内では『かゆいところに手が届く』と好評で、サービスとしての完成度の高さがよくわかります」と、広報の山﨑さま。
TimeRexの具体的な活用法や評価ポイントについて、詳しく伺いました。
― TimeRex導入前はどのような課題がありましたか?
山﨑さま:
弊社には、2025年11月時点で80人の従業員が在籍していますが、実際にお客さま対応をしているのは、カスタマーサクセスチームと製品戦略チーム、およそ30人ほどです。
この体制で3万社を超える全てのお客さまと接点を持つことを考えたときに、あらゆる無駄を省きたいという思いがありました。
TimeRexを使わない場合、例えば3人で日程調整をするとなったときは、その3人のGoogleカレンダーを並べて、空いている候補日を目視でチェックしていました。
そして、お客さまに候補日を提示する際には、空いている日を全部一旦仮ブロックして、反応があるまで待機することに。件数も多いので、かなり面倒でしたし、機会損失につながってストレスでしたね。
― 現在、TimeRexをどのように活用されていますか?
山﨑さま:
お客さまとの打ち合わせの際などに活用しています。
たとえば、製品戦略チームでは、invoxを導入いただいたお客さま向けに有償で初期設定などを代行する「導入サポートパック」を提供していて、その打ち合わせのためにTimeRexのURLをお送りしています。
また、invoxには無償のヘルプ機能があり、そこから個別相談会のオンラインミーティングを回数制限なく提供しています。そこで、全ユーザーが見られるヘルプセンターにTimeRexのページを埋め込んで、お客さまが困ったときはいつでも予約できるようにしています。
複数メンバーで日程調整したい時に特に便利なツールだと感じます。
―複数メンバーの日程調整では、どのような設定をされていますか?
山﨑さま:
TimeRexの「誰か1人が空いていれば予約できる」設定と「全員が空いていれば予約できる」設定をシーンによって使い分けています。
特に重宝しているのが、「誰か1人が空いていれば予約できる」設定。出席メンバーに優先順位をつけられる機能も便利ですね。
― 優先順位はどんな基準でつけていますか?
山﨑さま:
主担当のスタッフを最優先としつつ、その人が出席できない場合は、他のメンバーがヘルプで対応できるようにしています。
もし、この機能がなかったら、担当者の予定が埋まっていると「枠」として表示できません。相談したいことがあるのに、いつ見ても予約が取れない状態というのはお客さまにとって大きなストレスのはず。いつでも日程を選べる状態にしておく、というのはカスタマーサポートとして重要なことだと考えています。
― 他にも活用されている機能はありますか?
山﨑さま:
「前後の確保時間」の設定も欠かせない機能です。
たとえば、製品戦略チームの打ち合わせでは、システムの仕様や細かな設定のことを話し合うため、予定の時間を超えてしまうことがしばしばあります。また、打ち合わせの後は話した内容を記録として残すという作業時間も必要です。
こうしたバッファをきちんと確保しながら運用できる点が非常にありがたいですね。
― 「ゲストへの質問設定」も活用されているとお聞きしました。
山﨑さま:
はい。invoxシリーズとして6つのサービスを展開しているので、複数サービスをご利用中のお客さまからサポートの申請があった場合、「どのような前提でサポートをご希望なのか」を事前に把握しておきたいのです。
そこで、TimeRexでの日程調整をする際は「対象サービス」「参加人数」「相談内容」に関する質問を設定しています。こうすることで、あらかじめお客さまの要望を知り、必要な資料をそろえ、限られた時間でも内容の濃いサポートを提供できます。
設問項目を自由にカスタマイズできるので、利用シーンやメンバーによって最適な質問を設定できるのも魅力。この設定を活用したいからプレミアムプランを登録しているといっても過言ではありません。
― 2021年の導入から4年。長く使ってくださる理由を教えてください。
山﨑さま:
TimeRexは「かゆいところに手が届く」と社内でよく言われているんです。
これだけ細かい設定ができて、機能も豊富でありながら、直感的に操作できるところがいい。ぞくぞくと新機能がリリースされていますが、それでもシンプルなUIを維持し続けているのは、すばらしいことです。
実は私たちも、高機能でありつつ、価格を抑えて、誰でも気軽に使っていただけるサービスを目指して開発を進めてきました。自分たちが使うサービスに関しても、そういう視点で厳しくチェックしています。
代表はエンジニア出身で、開発メンバーたちも操作感や使い心地にこだわる者が多いのですが、TimeRexに関してはみんなストレスなく使えています。「もっとこんな機能が欲しい」という要望が上がってこないことからも完成度の高さがよくわかります。
― UIは私たちが特にこだわっている点なのでうれしいです。最後に、日程調整で課題を感じている企業へメッセージをお願いします。
山﨑さま:
30人のメンバーで3万社を超えるお客さまをサポートするにあたって、徹底して業務のオンライン化と効率化に努めてきました。そのニーズにしっかり応えてくれたのがTimeRexです。
複数メンバーの優先順位設定など、必要に応じて細かくカスタマイズでき、みんなが使いやすいUIだったからこそ長く使い続けてこられました。時間や労力のロスを省き、本業に集中できる体制を作りたい企業には、ぜひ活用をおすすめします。