授業のオンライン化で変わる教育現場 多くの学生との面談をスムーズに!

立教大学
教育

立教大学コミュニティ福祉学部に、助教として勤務する跡部(あとべ)さん。2020年春に始まったコロナ禍によって、大学の授業はオンライン化し、学生と教員が気軽にコミュニケーションをとれる場が減ってしまいました。
そこで始まったのが「オンライン面談」。学生が教員にアポイントをとり、オンライン上の会議室で話をするというものです。
じっくりと話しあえる一方で、学生たちから送られてくるアポイントのメールに返信し、面談のためのオンライン会議室を手配し、さらにそのURLを送信して…という手間のかかる作業が発生。
跡部さんもこれらの管理に悩んだといいますが、TimeRexを利用することで一気に解決できたのだとか。教育の現場ならではの課題や利用のメリット、使い心地などを伺いました。

課題と効果

課題
  • 多くの学生と面談の日程をすり合わせるのが大変
  • 予定が入るごとに面談用カレンダーを更新するのが面倒
  • 面談ごとにオンライン会議室を手配し、URLを送らなければならない
効果
  • 面談予約がオンライン上ですばやく完結。メールのやり取りが不要に。
  • GoogleカレンダーとTimeRexを連動させて、すべての予定を一括管理
  • オンライン会議室の手配やURL送付はTimeRexにおまかせ

コロナ禍でオンライン授業がスタート
学生とのコミュニケーションに溝

– 大学でTimeRexを導入されたきっかけは何でしたか?

跡部さん

プライベートで外部の講座を受講した際に、講師の先生がTimeRexで面談の予約を受け付けていたのです。

先生から案内されたTimeRexのURLをクリックして、ページを開いてみたら、グリーンのコマで面談の時間帯を選べるようになっていました。
その中から自分の都合がいいコマを選んでクリックすると、あっという間にアポイントが完了して、「これは便利だな!」と思ったのです。

それが2020年の10月のことでした。
ちょうどオンライン授業が始まって半年が経ち、大学で日程調整をどうするか悩んでいたときでもあったので、さっそく使い始めました。

– 大学でのお悩み、というと?

跡部さん

コロナ禍のために、2020年春から大学は立ち入り禁止になり、授業はすべてオンラインに移行していました。
私の大学は学生数が多く、秋になっても対面授業が再開しなかったこともあり、学生とのコミュニケーションが取りにくくなってしまいました。

コロナ前であれば、授業後に学生が気軽に質問しに来たり、研究室まで来てくれたりすることもありました。
でもコロナ禍によって、学生は授業以外で教員とコミュニケーションをとりたい場合は、「教員にアポイントを取り、オンライン上で面談する」というひと手間が加わりました。

– 学生にとっては、かなりハードルが高いですね。

跡部さん

そうなのです。
けれども学生は、授業についての質問はもちろん、研究の方法や進路の相談など、意外と教員に話したいことを抱えていました。
学年や授業の異なる学生たち面談の日程を同時並行で調整する必要が出てきた時に、TimeRexを知ったのです。

TimeRexならば、URLを開き、自分の都合がいいところをクリックするだけで予約が完了して、会議室のURLも自動的に発行されます。
あとは定刻になったら入室するだけで済む。

これならば学生も使いやすいだろう、と思いました。

使い慣れたカレンダーツールと連携
学生たちもスムーズに利用

– はじめて導入されてから2年、使い心地はいかがですか?

跡部さん

快適です。
とくに、TimeRexとカレンダーツールを連携できるところを気に入っています。

私は普段のスケジュール管理ではGoogleカレンダーを使っているのですが、ここに予定を入力するとTimeRex上にも自動で反映されます。
わざわざTimeRexを開いて予定の日時をブロックしなくても、予定が入っている時間帯は予約できないように自動で更新してくれます。
とても便利ですね。

また、学生が日時を選んでアポイントが成立すると、その時刻のオンライン会議室のURLを自動で送信して、リマインドまで送ってくれる点もイチオシ!です。

機能については、学生たちはみんな直感的に使えているようで、今のところ「使い方がわからない」などの声は聞いていません。
私もスムーズに使っています。

– TimeRexの利用シーンを教えてください。

跡部さん

たとえば大学には「オフィスアワー」といって、教員が週に一度、学生のために必ず空けておく時間帯があります。
私の場合は火曜日午後をオフィスアワーに設定しているので、学生との面談用に大きくあけています。

TimeRexの画面を開くと、火曜日はグリーンのコマが並んでいます。
ほかにも、面談できる時間帯はグリーンになっています。
私に用事がある学生には、この中から都合のいい日時を選んでクリックしてもらっています。

また、学生からメールで質問をもらった際に、もっと細かく状況を知りたいと思った場合は「面談でお話しした方が良さそうですね」とTimeRexの予約ページを案内し、面談を予約してもらうこともあります。

オンライン面談は、学生にとっては聞きづらいことも聞ける機会になっているようですし、教員にとっても、時間をとって生徒の話をじっくり聞ける時間になっているように思います。

学生とのコミュニケーションを支える重要な予約ツール

– 面談で先生とじっくり話せる学生さんたち、ちょっとうらやましいですね!自分のときは先生が外を駆け回られていて、立ち話が多かったんです。

跡部さん

たしかに、授業がある時だけ大学にいて、その他の時間帯はフィールドワークに出ている先生も多いですよね。
他大学で非常勤講師をしている場合などもあるので、いつも大学にいるとは限りません。

今はオンライン面談があるおかげで、学生側の「聞きたいことがあるのに先生がつかまらない」という問題は、ある程度は解消されているのかな、と思います。

フィールドワークによく出られる先生、人気ゼミで多くの学生を抱えていらっしゃる先生は、TimeRexで面談日程を管理されると、ご自身や学生たちもラクかもしれませんね。

– アフター・コロナになった今、大学の状況はどう変化しましたか?

跡部さん

現在は、コロナ禍前と同様に、対面授業が基本になっています。

ただ引き続き、オンライン・オンデマンドのみで行われる課目もあったりして、学生も教員も、場面に応じてオンラインとオフラインを活用している状況です。

もちろん、オンライン面談も活発に行なっています。
私の所属キャンパスは駅から遠いので、どこからでもつなげられるオンラインの方が、学生・教員ともに負担がありません。
大学が長期休暇に入っている間も、学生たちと引き続きコミュニケーションがとれるところもオンラインの利点だと感じます。

これからも、対面で難しいことはオンラインで補いながら、学生とのコミュニケーションを大切にしたいと考えています。
オンライン面談の予約をスムーズにしてくれるTimeRexは今後も重宝すると思います。

立教大学

1874年創立の私立大学。池袋と新座に11学部を設置し、国際性とリーダーシップを育む教育を展開する。 https://www.rikkyo.ac.jp/
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