「面接と面談の違いが知りたい！」
就職活動を行う上で、面接と面談は避けては通れぬものです。
企業の採用試験にのぞむ際、面接と面談の違いを把握しておかなければ、適切な準備を進められない可能性があります。
本記事では、面接と面談の違いや気をつけておくべきことについて、徹底解説します。
面接と面談って何が違うの？
面接や面談の意味、具体的な違いは以下の通りです。
そもそも面接とは？
面接とは、選考の一部で合格や不合格が下されるものです。
面接は、応募者の適性や人柄のチェックを目的とし、採用担当者は受け答えの内容から企業で活躍できる人材を見極めます。
面接では企業側に主導権があり、応募者は緊張感のある発言が求められるのです。
そもそも面談とは？
面談とは、選考の合否とは関係のないケースが多く、応募者や企業の情報共有を行う場です。
面談は内定後に行われることが一般的で、応募者と企業の相互理解を深める目的で実施されます。
そのため、入社後の勤務条件や業務に関する情報共有などを説明することが多いです。
面接と面談の具体的な違い
面接と面談の具体的な違いは、「応募者との会話が採用の判断材料となるか」という点です。
上記でも述べたように、面接と面談では目的が異なります。
面接が選考の材料として評価がされる一方で、面談は内定後に社風や雰囲気、業務内容を理解してもらう場です。
そのため面談では、採用後のミスマッチを防ぐために、積極的なコミュニケーションを取ることが重要になってきます。
面接における採用担当者の心構え
面接における採用担当者の心構えは、以下の通りです。
- 会社の代表である自覚を持ち面接にのぞむ
- 身だしなみに注意する
- 応募者も企業を選ぶ立場であるということを認識する
- 明確な質問を意識する
面接では、採用担当者は応募者が接する数少ない志望企業の社員です。
そのため、採用担当者の印象次第で企業へのイメージが変わってしまいます。
面接で優秀な人材を見抜き、入社したいと思ってもらえるように採用担当者側も心構えをしっかりと持って面接にのぞみましょう。
面接で採用担当者が聞くべき質問
面接で採用担当者が聞くべきことは、以下の通りです。
自己紹介・自己PR
「自己紹介・自己PRをお願いします」
面接の導入として、自己紹介・自己PRを聞きましょう。
応募者が活躍できる能力があるのかを、見極めることができます。
また、応募者が自分のことをわかりやすく相手へ伝えることできるか、というコミュニケーションスキルも見極めることも可能です。
そのため、自己紹介・自己PRでコミュニケーション能力を見極めましょう。
志望理由・入社意欲についての質問
「志望理由について教えてください」
志望理由を確認し、応募者の熱意や入社意欲を見極めましょう。
志望度の低い応募者が入社した場合、「想定以上に業務が過酷でつらい」といった理由などで、早期退社する可能性があります。
応募者の志望度が高く自社の事業内容に熱意があれば、入社後すぐに退社するといった可能性が低下します。
志望理由について質問し、応募者の志望度を見極めましょう。
退職理由についての質問
「退職理由について教えてください」
採用担当者は、中途採用面接を行う場合もあります。
中途採用面接では、退職・転職理由を聞きましょう。
自社の業務内容と退職理由が重なる場合、入社後の早期退職の可能性が高まるためです。
採用者の早期退職は、企業にとっても痛手となる可能性があります。
入社後の早期退職を防止するためにも、応募者の退職理由を質問しましょう。
キャリアビジョンについての質問
「将来のキャリアビジョンについて聞かせてください」
キャリアビジョンについての質問をしましょう。
応募者のキャリアビジョンが自社で実現できない場合、ギャップで早期退職のリスクが高まるためです。
また、自分のキャリアビジョンとしっかり向き合っている応募者は、客観的に自身の能力を判断できているということが分かります。
そのため、応募者のキャリアビジョンも確認しておくことをおすすめします。
性格・価値観についての質問
「あなたは、〜についてどういった価値観をもっていますか」
性格・価値観についての質問をしましょう。
応募者の性格・価値観が、企業の理念や社風とマッチしているかを見極めましょう。
仮に、応募者の性格・価値観が企業と適していれば、他の社員と円滑な連携が取れたり、企業の経営方針に素直に共感できる可能性が高いです。
チームで効率良く業務を進められる人材を獲得するためにも、面接の際は性格・価値観については確認しましょう。
面談における人事部の心構え
面談における人事部の心構えは、以下の通りです。
- 公平な面談を意識する
- 自社の未来を想定する
- 話しやすい空気作りを意識する
面談では、企業側と内定者が入社前にコミュニケーションをとり内定者の不安をケアする場です。
内定者が入社に対して抱える疑問や不安を解消し、安心して内定を受諾してもらうためにも事前準備を入念に行いましょう。
面談で人事部が聞くべき質問
面談で人事部が聞くべきことは、以下の通りです。
内定者の意思を確認する
面談で、内定者の意思を確認しましょう。
企業が内定を出した時点では、内定者は辞退することが可能です。
入社までの研修の段階では内定辞退も可能なため、応募者が企業を離れる可能性もあります。
そのため、面談の場で内定を承諾または辞退するのか内定者の意思を確認しておきましょう。
入社にあたっての疑問を解消
面談で、内定者が入社にあたって抱える疑問を解消しましょう。
特に新卒採用の内定者は、社会人としての経験がないため疑問を抱えている可能性が高いです。
上記で述べたように、内定承諾を迷っている内定者を親身にフォローすることが重要です。
質問の機会を作ることで、内定者も安心して質問できる場を作るのもおすすめです。
自社に関する説明
面談で、自社に関する説明をしましょう。
具体的に福利厚生や労働条件について説明し、実際に働くイメージを掴めるように伝えましょう。
具体的な業務例や数字などを交えて説明することで、内定者が入社後のイメージを想像しやすくなります。
面接と面談の準備を万全にして優秀な人材を獲得しよう！
優秀な人材を獲得するためにも、面接と面談の違いを把握し、気をつけるべきポイントを押さえる必要があります。
採用担当者は、優秀な人材を獲得するためにも応募者を見極める必要があるのです。
面談でも、あらかじめ内定者に伝える回答をまとめておき、スムーズに話せる環境を整えておきましょう。
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