「HireVueのデジタル面接について知りたい」
リモートワークの普及が進む中で、働き方が多様化しています。
働き方の多様化に伴い、遠隔地から応募者と会話できるデジタル面接が注目されるようになりました。
本記事では、デジタル面接プラットフォームHireVueについて徹底解説します。
HireVueについて知る前に！デジタル面接とは？
HireVueについて知る前に、デジタル面接について以下の通り解説します。
そもそもデジタル面接とは？
デジタル面接とは、スマートフォンやパソコンなどの端末を用い、インターネット上で行う面接のことです。
デジタル面接は、主に以下の2つに分類できます。
録画面接：企業があらかじめ用意した質問に対し、応募者が回答する様子をスマートフォンやパソコンで録画する面接のこと。一般的に録画面接は1次選考で実施される場合が多い。
Web面接：PCやスマホなどの端末とWeb会議ツールを用い、遠隔で行う面接のこと。
デジタル面接のメリット
デジタル面接のメリットは、主に以下の通りです。
- 場所を選ばずに面接ができる
- 幅広い人材の確保につながる
デジタル面接を導入することで、どこでも面接を受けることができます。
対面の面接では、応募者が面接会場に出向くまでに交通費や宿泊費、移動時間がかかります。
応募者によっては面接における負担が大きいことが原因で、企業の面接を受けられないケースもあるのです。
結果的に、企業は自社で活躍できるはずの人材を取りこぼす可能性があります。
一方、デジタル面接は場所の制約を受けず、遠く離れた場所にいる人材でも応募しやすくなります。
応募者の移動にかかる費用と時間だけでなく、企業が面接会場のスペースや賃貸料など、双方の負担を軽減することが可能です。
デジタル面接を利用することで、企業と応募者双方のコストを削減しつつ、スムーズに選考を行えるでしょう。
デジタル面接のデメリット
デジタル面接のデメリットは、主に以下の通りです。
- コミュニケーションをとりづらい可能性がある
- 応募者や企業の情報が漏洩するリスクがある
デジタル面接は、非対面であるがゆえに音声のずれなどで会話のテンポが合わせづらく、お互いの意図が伝わりづらい傾向にあります。
また、デジタル面接はインターネットを通じて行うため、情報漏洩のリスクが伴います。
SSLなどの暗号化通信に対応したデジタル面接プラットフォームを選ぶなどの、セキュリティ対策をしましょう。
デジタル面接プラットフォームHireVueとは
HireVueは、世界初のデジタル面接システムで、市場シェアNo.1のスタンダード製品です。
HireVueの特徴と期待できる効果は、主に以下の通りです。
- 人材採用活動を変えるデジタル技術
HireVueは、リアルタイムで行えるライブ面接によりどこでも応募者と会話できます。
さらに、事前設定した質問に応募者が答えるといった録画面接により、面接官はあとから動画を見返すことが可能です。2つの面接形態に対応しています。
そのため、場所に縛られないだけでなく、時間や距離の影響を受けずに面接ができるため、面接官と応募者の負担が軽減されます。
また、AI技術では面接中の応募者の発言や様子を分析すれば、面接官における評価のムラを排除し、客観的に評価することが可能です。
- あらゆる雇用形態の面接に対応：HireVueは、新卒や中途採用、アルバイトなど雇用形態を問わず全ての面接に対応しています。
全ての面接に対応することで、多くのデータを蓄積しより精度の高い面接が可能になります。
参考：富士通Japan株式会社
HireVueの面接機能
HireVueの面接機能は、主に以下の通りです。
録画面接機能（オンデマンド面接機能）
オンデマンド面接機能は、企業が事前に用意した質問に応募者が回答している様子を録画・提出する方式です。
応募者は時間や場所を選ばずに面接を受けることができ、企業はいつでも録画された映像をチェックできます。
ライブ面接機能
ライブ面接機能は、遠隔地にいる応募者とオンラインでリアルタイムに面接できる機能です。
応募者1人に対して、面接官が3人まで面接に参加でき、ライブ・画面共有機能により面接官以外の担当者にも共有できます。
また、面接映像は自動録画されているので、あとで見返して面接の評価をすることが可能です。
プログラミングテスト機能
HireVueは、応募者のプログラミングスキルをテストする機能を搭載しています。
プリセットの200問と自社のオリジナル問題の出題が可能です。
タイムラインを確認することで、応募者の思考過程をチェックできます。
面接スケジュール自動調整機能
HireVueには、ライブ面接のスケジュールを自動的に調節する機能が搭載されています。
通常の面接であれば、採用担当者がスケジュールを自分で調整する必要がありますが、HireVueでは複数の面接官の空き時間を自動で調べて応募者に提供できるのです。
AIアセスメント機能
HireVueのAIアセスメント機能は、応募者全員に一貫した質問をし、AIが回答を評価する機能です。
AIは声や話の内容、表情などから特徴パターンを検出し、応募者の特徴と自社が設定した基準のシンクロ率が高い人を選出します。
ゲームベースアセスメント機能
ゲームベースアセスメント機能は、認知心理学の最新研究に基づく適性検査で、ゲームを数分間プレーすることにより、応募者の認知能力レベルを判定する方法です。
ゲームベースアセスメントは、従来の適性検査では測定できない「一連の知的活動に関わる基本能力」を測定し、将来のポテンシャルを予測につなげます。
HireVueの面接を導入するには？
HireVueの面接を導入する手順や導入費用は、以下の通りです。
導入方法
HireVueは海外のツールであり、日本で導入する際には、現時点では代理店を通すことが一般的です。
また、デジタル面接の導入の仕方は代理店によってさまざまです。
そのため、導入を検討している人は日本の代理店に問い合わせをし、資料請求や詳しい内容を把握しておきましょう。
導入費用
HireVueの導入費用は、利用する代理店によって異なり、明記されていないことが多いです。
一部のWebサイトでは初期費用140万円、年間280万円と記載されています。
参考：プロキュア
導入費用を確実にチェックするためにも、代理店へ問い合わせをしましょう。
HireVueで対面面接以上の成果を上げることも可能に
HireVueは、AIによるムラのない評価で応募者のポテンシャルを予想するなど、面接の質と効率の向上につながります。
また、AIが補助してくれるので採用選考に不慣れな面接官でも、利用しやすいといった魅力があるのです。
さらには、面接の自動録画や録画映像の社内共有によって、面接官以外の意見を得られます。
将来有望な人材獲得のために、HireVueの導入をおすすめします。
