「面接に受かりたい!」
面接は、これからの人生を左右する重要な局面です。
自分の魅力を効果的にアピールするためにも、面接における基本的なマナーは最低限知っておく必要があります。
本記事では、面接で好印象をあたえるポイントやマナー、よく聞かれる質問と回答例について解説します。
面接の仕方【好印象を与えるポイント】
面接官に好印象を与えるポイントとして、主に以下の4つがあげられます。
服装・身だしなみ
面接に挑む際は、服装や身だしなみに気を付けましょう。
面接官にとっての第一印象は、「服装や身だしなみ」です。
ネクタイのゆるみや長髪、靴の汚れは、面接において悪い印象を与えてしまいます。
そのため、面接前には必ず鏡の前で身だしなみチェックを行いましょう。
笑顔と綺麗な姿勢
面接中は、笑顔と綺麗な姿勢を意識しましょう。
面接官に好印象を与えるには、できる限り明るい表情で話すのが効果的です。
面接で聞かれた質問に対して、上手く回答できたとしても無表情や暗い雰囲気であれば、印象が悪くなる可能性があります。
特に営業職や接客業では顧客との接し方が重要となるので、表情や話し方、身体の姿勢が選考結果に大きく左右することもあります。
また、社内で円滑に業務を進めるためには、他の社員とコミュニケーションを取りチームワークを高めなければなりません。
良好な人間関係を築けるかの判断材料にもなり得るので、面接時は笑顔と綺麗な姿勢を心がけましょう。
視線に気を付ける
面接官に好印象を与えるためにも、適切な視線を意識しましょう。
面接中に視線が定まっていない候補者は、「自信がない人」、「話を聞かない人」といった印象を与えてしまいます。
また、候補者が発言している際に視線が泳いでいると「ウソをついている」というイメージを与える可能性もあります。
そのため、面接中は常に採用担当者に視線を向ける意識を持つことが大切です。
目を見て話すことに慣れていない人は、面接官のネクタイを見るなどして、緊張せずに話せる対策を自分なりに考えましょう。
あいさつ・あいづち
面接官に好印象を与えるためには、あいさつが非常に重要です。
服装や身だしなみが第一印象であれば、あいさつは第二印象に繫がります。
入室時や自己紹介する際のあいさつの声が小さければ、面接官に悪い印象を与える可能性があります。
面接官に好印象を与えるためにも、明るく元気にあいさつしましょう。
また、面接中は適度にあいづちを打つことが大切です。
面接官が話している内容に、候補者の反応がなければ印象が悪くなります。
採用担当者が何かを話している時は、適度なあいづちを打ちましょう。
面接の仕方【基本的なマナー】
面接における基本的なマナーは、以下の通りです。
受付・控え室でのマナー
受付や控え室など、面接が実際に始まるまでに注意しておきたいマナーは、以下の通りです。
- 遅刻は厳禁
- コートなどの上着はビルに入る前に綺麗に折りたたむ
- 受付では要件をはっきりと伝える
- 控え室では静かに席へつく
- スマホをいじらない
- 本を読まない
- 視線を泳がさない
遅刻しないよう余裕をもって出発し、集合時間の10分前に到着しましょう。
やむを得ず遅れる際は必ず電話を入れ、到着時間を連絡してください。
入室の仕方
面接における入室の仕方は、以下の通りです。
- 名前をよばれたらドアを3回ノックする
- 入室許可が出たら「失礼します」と言い入室する
- 入室したらドアのほうに振り返りゆっくりと閉める
- 面接官にあいさつする
- 面接官の指示のあとに着席する
入室する際、後ろ手にドアを閉めるのはマナー違反です
ドアのほうに体を向けゆっくりと閉めましょう。
面接中のマナー
面接中は、以下の点を意識しましょう。
- 背筋を伸ばす
- 面接官の目を見てしゃべる
- 適切な声量ではきはきと話す
- 適度にあいづちをする
面接中は背もたれに背中をつけてはいけません。
背筋を伸ばして座り、手は軽く握って膝の上に乗せましょう。
また、上記でも説明したように面接官の目をしっかりと見ながら、適切な声量で明るくはっきりと話してください。
適切なタイミングであいづちを打ち、面接官に好印象を与えましょう。
退室の仕方
面接における退室の仕方は、以下の通りです。
- 椅子に座ったままあいさつとお辞儀をする
- ドア前でもう一度挨拶とお辞儀をする
- ゆっくりとドアを閉めながら最後にもう一度挨拶とお辞儀をする
面接が終わったからといって、退室時に気を抜いてはいけません。
最後まで油断せずマナーを守って、退室をしましょう。
面接でよく聞かれる質問と回答の仕方
面接でよく聞かれる質問と回答例は、以下の通りです。
コミュニケーション能力を見る質問
「自己紹介をしてください」
効率よく仕事を進めるためには、社員とコミュニケーションをとりチームワークを高めなければなりません。
面接官は、仕事で物事を分かりやすく伝える力があるのか見極めようとしています。
そのため、自己紹介は30秒から1分程度で話せるよう要点をまとめ、簡潔に回答しましょう。
ストレス耐性に関する質問
「どのような瞬間にストレスを感じますか?」
「休日はどのように過ごしていますか?」
この質問に対する候補者の回答は、業務の適正度や自己管理能力を見極める判断材料になります。
ストレス耐性に関する質問をされた場合は、具体的なエピソードを交えながら回答することをおすすめします。
職務やスキルについての質問
「業務において得意なことと苦手なことを教えてください」
「身に着けたい知識やスキルについて教えてください」
自社での活躍を期待できる人材であるかを判断するためにも、候補者の経験や能力の確認は必要不可欠です。
なぜ苦手なのか、なぜそのスキルを伸ばしたいかなどの理由を付け加えて回答しましょう。
志望動機・入社意欲に関する質問
「当社で実現させたいことをお聞かせください」
「就職先を探すうえで大切にしていることを教えてください」
面接官は、どれだけ真剣に入社したいのか見極めようとしています。
この質問に対する回答は、結論から簡潔に話し志望するに至った根拠や背景を、具体的に回答することが大切です。
キャリアビジョンに関する質問
「5、10年後にキャリアビジョンについて教えてください」
面接官は候補者の志向性を確認することで、企業との相性の確認や配属先などを決める判断材料としています。
回答する際は、以下の点を押さえましょう。
- 具体的か
- 実現可能であるか
- 行動に移しているか
できるだけ具体的に実現可能である目標を伝えてください。
また、意欲だけでなく実際に行動しているかについても確認されることもあるので、実際に取り組んでいることについて確認しておきましょう。
面接の仕方をマスターして好印象を与えよう!
面接は、これからの人生を大きく左右するイベントです。
重要な局面である分、プレッシャーを感じ緊張する人が多いです。
面接で緊張すれば、効果的に自分をアピールするのが難しくなります。
緊張せずに面接に挑むためにも、まずは基本的なマナーや質問に対する回答を準備することが大切です。
準備を万全にしていれば、面接で緊張する可能性は低くなります。
ぜひこの記事を参考にして、面接に挑んでください。