「面接で具体的なやり方を知りたい」
面接官は、優秀な人材の確保や企業イメージの構築など、会社にとって重要な役割を担っています。
自社で活躍できる人材を見極めるためにも、面接のやり方を把握しておくことは大切です。
本記事では、面接官の役割や面接のやり方、使える質問の例、Web面接の注意点やポイントについて徹底解説します。
【面接のやり方を知る前に】そもそも面接官の役割とは?
企業で活躍できる人材を確保するためにも、面接官は非常に重要なポジションと言えます。
候補者を冷静に見極め、魅力的な人材の入社意欲を高める必要があります。
面接官の役割として、主に以下の点があげられます。
・企業に対する疑問や不安をなくす
・志望動機を作り入社意欲を高める
・企業に対する新しい視点を候補者に与える
・候補者が入社する決断をさせる
面接官は自社で活躍できる人材を見つけるだけでなく、企業に対する疑問や不安を解消する必要があります。
候補者の疑問と不安をなくすことで迷いをなくし、安心して入社できるよう導きます。
面接官は候補者の味方に徹しながら、志望動機を高め入社意欲を高める必要があるのです。
また、候補者には分からない企業に関する新しい視点を与えることで、自社を強く印象付けることができます。
新たな視点は候補者にとって刺激となり、「この企業で自分の能力を最大限発揮したい」と思わせる強い動機付けに繋がるのです。
やり方は会社によって様々ですが、優秀な人材の確保だけでなく自社の印象付けや候補者のモチベーション向上は、面接において共通する課題と言えます。
面接のやり方・手法
面接のやり方に関して、以下の2つの手法を解説します。
集団面接
集団面接とは、候補者4〜5人程度のグループに対して、1人もしくは複数人の担当者が面接を行うやり方です。
一般的に、1次面接で用いられることが多い手法です。
1度に多くの候補者を面接できるため、採用効率の向上が期待できます。
集団面接は、1人1人の候補者の人物像や資質などを掘り下げると、時間がかかり採用効率が低下します。
グループで面接を行うやり方では、自社の採用基準を最低限満たしているか判断することが大切です。
個人面接
個人面接とは、1人の候補者に対して1人もしくは複数人の担当者が面接を行うやり方です。
候補者に多くの質問を投げかけ、人物像や持っている資質など内面的要素をじっくり見極めたい場合におすすめの方法です。
一般的に、以下の役職が面接官を担当します。
・人事
・現場社員
・管理職 / マネージャー
・役員
企業における様々な役職の人が面接することで、候補者の内面的な素質を審査します。
現場で実際に働く社員やマネージャ―が面接を行うので、業務内容や自社の考えにマッチングしているか判断しやすくなるのです。
個人面接は、自社で活躍できる候補者を見極められる重要な手法であると言えます。
基本的な面接のやり方・流れ
基本的な面接のやり方は、以下の通りです。
(1)候補者の履歴や職務経歴、適性検査を事前に確認する
(2)候補者の入室
(3)面接官の挨拶・自己紹介
(4)候補者の緊張を和らげるアイスブレイク
(5)入社意欲を高められるような会社説明
(6)面接官からの質問
(7)候補者からの逆質問
(8)面接後の流れの説明
候補者の情報は、面接が始まる前にあらかじめ確認しておきましょう。
質問やアイスブレイクで話す内容などをあらかじめ準備できるので、面接がスムーズに進みます。
面接のやり方の例【使える質問をご紹介】
面接のやり方における質問の例は、以下の通りです。
候補者の内面
「ご自分の長所や短所を教えてください」
「仕事に取り組むうえで大切にしていることはありますか?」
「10年後になりたい人物像はありますか?」
候補者が社員と良好な人間関係を構築できるのか見極めるのに効果的な質問です。
人間性や志向性を確認することで、配属先などを決める判断材料にもなります。
経験や能力
「業務において得意なことと苦手なことを教えてください」
「身に着けたい知識やスキルについて教えてください」
候補者の経験や能力の確認は、自社での活躍を期待できる人材であるかの指標になります。
コミュニケーション能力
「同じ職場で働く仲間とコミュニケーションを取るうえでで心がけていることは何ですか」
業務を円滑に進めるためには、社員とのコミュニケーションは必要不可欠です。
物事を分かりやすく伝える力を確認するためにも、自己紹介をさせたり話し合う上で大切にしていることを聞き出しましょう。
志望度
「志望動機と、実現させたいことをお聞かせください」
「就職先を探すうえで大切にしていることを教えてください」
志望度を確認することで、候補者の入社意欲について見極められるため、内定辞退などを考慮した採用を行えます。
企業との相性
「当社の企業理念についてどのように感じますか?」
「理想とする職場環境などはありますか?」
自社との相性が良くなければ、入社してもすぐ離職する可能性があります。
企業の理念と、候補者の価値観がマッチしているか確認しましょう。
ストレス耐性
「どのような瞬間にストレスを感じますか?」
「休日はどのように過ごしていますか?」
ストレスの感じ方や対処法を確認することで、業務の適正度や自己管理能力を見極める判断材料になります。
Web面接のやり方におけるポイント・注意点
現在日本では、リモートワークなどの新しい働き方が普及しています。
今までは対面面接が主流でしたが、今ではWebで面接を行う新しいやり方もあります。
Web面接のやり方におけるポイント・注意点は以下の通りです。
必要な機材や面接に適した環境を整える
Web面接を行う場合は、必要な機材や通信環境を万全にしましょう。
WiFiなどの通信環境が安定しないと、途中で映像が乱れたり通信が途切れ、円滑にWeb面接を進められなくなります。
Web面接に必要な機材や環境は、以下の通りです。
・PCやタブレットなどの端末
・カメラ
・マイク
・ヘッドフォン
・WiFiなどの通信環境
・Web会議ツール
一般的に、PCにはカメラやマイクなどが内蔵されていますが、品質を高めスムーズに会議を進めるためにも、外部接続する専用機材を利用しましょう。
Web面接を開催する際は、用意した機材をあらかじめ動作確認することをおすすめします。
面接ツールの動作や使い方を確認しておく
Web面接に利用するツールの動作や使い方を確認しましょう。
Web会議ツールを使いこなせれば、円滑に面接を進め効果的な面談を行えます。
例えば、Web面接に活用できるツールは以下のサービスなどがあげられます。
・Zoom
・Microsoft Teams
・Google Meeting
Web面接をスムーズに進められるよう、システムに適したツールを導入し、あらかじめ使い方を確認しましょう。
面接のやり方を押さえて企業で活躍できる人材を見極めよう!
会社で活躍できる人材を確保したくても、適切な面接のやり方でなければ、自社に入社する可能性は低下します。
面接官は、優秀な人材を獲得するためにも、候補者を見極める必要があるのです。
また採用効率を高めるには、日程調整の効率化が有効的です。
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