「リモートワークが派遣にも適用されるのかが知りたい!」
上記のようにリモートワークで働きたい派遣社員の人も多いでしょう。結論から言えば、求人内容によっては派遣社員でもリモートワークが適用されます。
リモートワークができるようになれば通勤の負担がなくなったり、育児や介護との両立ができたりとさまざまなメリットが得られるでしょう。
本記事では、派遣社員がリモートワーク職を探すための方法を解説します。
派遣にもリモートワークはある?
先ほど解説したように派遣社員にも、リモートワークは存在します。
通勤からリモートワークへ切り替えれば、通勤に使用していた時間を育児や介護などにあてられるため、より働きやすくなるでしょう。
しかし、全ての職種に就いている派遣社員がリモートワークをできるわけではありません。
ここで解説した内容を参考にして、どの職種がリモートワークできるのかを把握しましょう。
求人内容によってはリモートワークも可能
2020年新型コロナウイルスの流行により、日本国内では急速にリモートワークが広がりました。
急な対応が必要となったため、勤怠管理やセキュリティの観点から派遣社員においてはリモートワークが難しくトラブルも発生していましたが、混乱を経て「派遣社員においてもリモートワークが可能」という一定の経験がなされました。
ただ、派遣社員がリモートワークを実施するためには、以下の注意点に気をつけたうえで業務を遂行しなければいけません。
- 派遣社員がテレワークにより予定になかった就業を行う場合には労働派遣契約を一部変更する必要がある(労働派遣契約では、派遣先の就業所だけでなく具体的な派遣就業の場所を記載するように定められているから)
- 派遣社員がテレワークを実施する際は、派遣元の責任者及び派遣先責任者へ迅速な連絡が取れるようにしておく
- 「情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン」に基づいた雇用管理が必要であること
もちろん、リモートワークが難しい職業も存在するため、今の会社でリモートワークをしたいのであれば派遣会社や今の就業先の企業に相談してみるとよいでしょう。
リモートワークが難しい職種もある
接客業や製造業などリモートワークが難しい職種もあるため、そのような職種についていた場合はリモートワークとして働くことができません。
接客業でも配膳ロボットやタッチパネル注文などのデジタル機器を導入している店舗が見受けられますが、顧客からの要望に柔軟に対応することがAIは苦手なので、リモートワークの導入は難しいでしょう。
また、製造業に関しては工場の大きな機械で商品を作る場合が多いです。大きな機会なので工場の外へ持ち出すことは不可能でしょう。
それに加えて、製造業の場合は一つの商品を完成させるために多くの社員が携わっています。
そのため、リモートワークのように1人で1つの商品を作り出せる職種ではないため、製造業のリモートワークも導入できません。
ほかにも、医療・福祉・農業などもリモートワークが不可能です。
このようにリモートワークができない職種は多くあります。リモートワークが難しい職種に就いているものの、リモートワークをしたいのであればほかの派遣先を紹介できないかと派遣会社へ訪ねてみましょう。
派遣がリモートワーク職を探すには
ここでは、派遣社員がリモートワーク職を探す方法について解説します。
先ほどリモートワークが難しい職種について解説したように全ての職種でリモートワークが行えるわけではありません。
ここで解説した内容を参考にし、自分が望むリモートワーク職に就けるように努めましょう。
リモートワークに適した職種
リモートワークは、事務職やクリエイティブ職などデータでやり取りができる職種に適しています。
たとえば、事務職やクリエイティブ職であれば通常業務も基本的にパソコンで仕事しているため、パソコンとインターネット環境が整ってさえいれば、リモートワークをすることも可能です。
必要事項はChatworkやSlackなどのチャットツールで伝えられますし、会議はzoomやTeamsなどのweb会議ツールで行えます。
そのため、事務職はリモートワークに置き換えても不自由しないでしょう。
ほかにも、営業職の仕事を一部リモートワークに置き換えることも可能です。
最近は、テレワークを導入している企業が増加していることもあり、オンライン商談が増加傾向にあります。
オンライン商談であれば会社に出勤することなく、営業の仕事が行えます。
加えて、コールセンターの仕事も、顧客と一対一での対話式の業務であるため、出勤する必要性がありません。
このように多くの職種がリモートワークを導入し始めています。
ここで解説した職種の中で自分に合った職種を見つけ、派遣会社へ相談しましょう。
リモートワークに特化した求人を選ぶ
派遣社員がリモートワーク職を探すのであれば、リモートワークに特化した求人を選ぶことが大切です。
たとえば、「エン派遣」や「リクナビ派遣」などのサイトで求人を探せば、リモートワークに特化しているサイトなので、すぐに条件に適した求人が見つけられます。
特にエン派遣は毎日1万件以上の求人情報が更新されているため、すぐ自分が働きたいリモートワークの仕事が見つかるでしょう。
また、仕事検索の「こだわり条件」を設定しておくと、求人案件のマッチ度を表示してくれるので、一目で自分が求めている求人に巡り合えます。
リモートワークで働くうえで欠かせない条件を自分の中で決めたら、まずはリモートワークに特化した求人サイトでよい求人を選びましょう。
派遣会社に相談する
リモートワークに特化した求人サイトを利用しても、自分の条件を満たす求人に出会えないのであれば、派遣会社へ相談してみましょう。
ただ、派遣会社によって掲載している求人やサポートしてくれる派遣会社のスタッフの知識分野が全く異なっています。
そのため、それぞれの会社の特徴を比較検討して利用する派遣会社を決めましょう。
たとえば、「パーソルテンプスタッフ」は40年の長い歴史を持つ人材派遣会社で、事務の仕事に特化しています。
産前産後休業や育児休業制度など充実している福利厚生制度を兼ね備えているため、働きやすい派遣会社といえるでしょう。
また、「パーソナルテクノロジースタッフ」は関東・東海・関西を中心としたエンジニア会社です。
パナソニック株式会社の求人が多く、パナソニックで働きたいエンジニア志望の人には最適な派遣会社といえます。
さらに、「スタッフサービス」はさまざまな分野への求人数が多い派遣会社として知られています。
希望する職種に関する豊富な知識を兼ね備えたスタッフが希望の職場へ無事派遣できるようにサポートしてくれるため、安心です。
Office系を中心とした35口座が無料でeラーニングで受講できるため、知識に不安がある人でも利用しやすい派遣会社です。
このようにリモートワークの求人に特化した派遣会社にはさまざまな特徴が存在します。
どんな派遣会社があるのかを調査してそれぞれの特徴を把握したうえで、自分に最適な派遣会社選びをしましょう。
派遣社員でもリモートワークは適用される
派遣会社でもリモートワークは適用されます。
ただ、全ての職業の正社員がリモートワークをしていないように、派遣社員でもリモートワークが難しい職種は存在しています。
そのため、事務職や営業職などリモートワークを適用しやすい職種を派遣会社で選ぶようにしましょう。
また、リモートワーク職を探す際は、リモートワークに特化した求人サイトや派遣会社で自分の希望を満たした求人を探しましょう。
リモートワークで働きたい派遣社員の人は、ぜひ本記事を参考にしてください。