インターネットの普及や政府が推し進める働き方改革などにより、web会議を導入する企業は増えています。
web会議システムは様々なものがリリースされていますが、その中で人気の一つとして挙げられるのがremoです。
そこで当記事では、remoの特徴やメリット、機能などを具体的に詳しく解説します。
remoのweb会議システムとは?
remoのweb会議システムの特徴
会議室を作ることができる
一般的なweb会議システムでは、参加者全員が同じルームに入り、発言や資料を共有します。
しかしremoは、「テーブル」と呼ばれる個室を作ることができ、このテーブルごとに会議室を開くことができます。
そのためremoでは、web会議の際は各チームや個別に話すことができ、オンライン飲み会の際は各テーブルを移動しながら楽しむことができます。
個別打合せができる
remoはweb会議ばかりでなく、チャットでも目的によって使い分けることができます。
例えば、参加者全員での一般的なチャットの他、個別でのテーブルチャットも可能です。
そのため、個別での打合せもスムーズに行うことができます。
画面共有ができる
remoは、画面共有して資料を見たり説明をすることができます。
画面共有自体は、他の多くのweb会議システムでも機能として付帯していますが、remoでは画面共有機能を「ホワイトボード」と呼んでおり、テーブル単位で共同編集することが可能です。
プレゼンテーションができる
remoにはテーブルの他に、「ステージ」と呼ばれる場所があります。
各テーブルごとにディスカッションした内容をステージに登壇し、参加者全員に向けてプレゼンテーションすることができます。
また、アナウンス機能もこのステージで行うため、全員への連絡や、オンライン飲み会での席替え連絡、ワークショップの場合のグループワーク終了の連絡などが伝えられるため、個別でも全体でも両方で使うことができます。
remoのweb会議システムのメリット
気軽な雑談を楽しむことができる
実際の会社の場合、仕事中に上司に確認がある場合、すぐに上司の席をたずねて話すことができます。
remoも実際の会社のように、上司が座っているテーブルに移動すれば簡単に会話することができます。
また、昼食時間などには仲のよい同僚がいるテーブルに移動して、雑談をしながらランチを楽しむこともできます。
話し相手を選ぶことができる
一般的なweb会議システムの場合、参加者全員が画面に映るため、全員に話しの内容が聞こえます。
しかし、remoは話したい人がいるテーブルを選んで少人数で会話することができるため、他の参加者には話しの内容がわかりません。
中には参加者全員には聞かれたくない話しもあるため、remoの機能はメリットだといえます。
複数人での会話がしやすい
他のweb会議システムの場合、基本的には発言者の声しか拾わないため、一人が話すと少し間があってから相手が返事をする、といった繰り返しになります。
しかし、remoでは同時に複数人が会話できるため、リアルな会議や座談会などに近い状態でweb上でも楽しむことができます。
remoのweb会議システムの機能
バーチャルオフィス
remoのバーチャルオフィスとは、web上で提供されているバーチャル空間のことを指します。
企業や組織の仮想プライベート空間をweb上に作り、そこで業務や作業をする際に使用します。
remoバーチャルオフィスの特徴
・10部屋ある
・建物のそばにはソファーやベンチなど、プライベートスペースの待機場所が設置されている。
・プライベートスペースに相手を呼ぶためには、バーチャルオフィスに入場すること、ゲストとして招待することの2つがある。
・招待できるリンクは一人のゲストにつき1つとなる
など、remoのバーチャルオフィスには以上の特徴があります。
webミーティング
remoはwebミーティングに必要な基本的な機能を備えています。
・ビデオ・オーディオ・チャット
・レコーディング
・画面共有
・ホワイトボード
・挙手機能
などが主な機能になります。
他のweb会議システムの多くは、主催者だけが「部屋」を作成することができますが、remoはわざわざ部屋を作らなくても、すでに2Dマップ上に用意されている複数の部屋の中から自らが選んで会議に参加することができます。
remoのwebミーティングの主な特徴(Hostプランの場合)
【料金】無料プランはなし。Hostプランの場合は月額約5,300円
【参加可能人数】50人
【開催可能時間】1時間15分
【個別部屋】19(最大4人/1部屋)
【投票機能】あり
【デザイン】2Dマップ
【共同管理者】なし
【レコーディング】クラウド保存あり
【対応デバイス】パソコン、スマートフォン、タブレット
などの特徴があります。
チャット
remoには3種類のチャットがあります。
全体チャット
ホストやスピーカー、ゲストなど、イベント参加者全員が参加、閲覧可能なチャットです。
イベントホストはこの全体チャットの履歴の削除やエクスポートが可能です。
テーブルチャット
テーブルチャットは、同じテーブルに座る参加者だけが参加、閲覧可能なチャットです。
イベントホストだけがテーブルチャットを削除することができますが、テーブルチャットはエクスポートが不可能になっています。
また、テーブルを移動した場合、前に座っていたテーブルのチャット履歴の閲覧も不可能です。
プライベートチャット
特定の参加者へダイレクトメッセージを送信することが可能です。
ただし、イベントホストとゲストのチャット削除は不可能になっています。また、履歴のエクスポートはプライベートチャットの会話に参加している参加者だけが可能です。
なお、プライベート用のチャットであるため、イベントホストのプライベートチャットでのやり取りの閲覧は不可能になっています。
remoの利用方法
remoのアカウント登録を行う
「Remo Conference」で検索するか、公式サイトにアクセスし「Get Started」をタップします。
ログイン方法を選ぶ
公式サイトはすべて英語で書かれていますが、Googleアカウントでログインするか、「フルネーム」「メールアドレス」「パスワード」を入力してログインします。
Googleアカウントを選択する
Googleアカウントからログインする場合は、自分のGoogleアカウントを選択します。
また、複数のGoogleアカウントを持っている人は、remoで使用するアカウントを選択します。
名前とアイコンを設定する
名前とアイコンを設定します。
個人利用の場合は個人名と好きなアイコン設定で問題はありませんが、ビジネスシーンでの利用の場合、場や立場をわきまえたアイコンの設定がよいでしょう。
アカウント作成の完了
アカウント作成の完了後は「My event」のトップページに移動します。
この「My event」にある「Create Event」でカンファレンスを作成することができます。
イベントを作成する
「Create Event」ボタンを押すと、イベント作成の画面が出てきて、イベントタイトルやカバーイメージなど詳細を設定することができます。
Reno Conferanceイベントを見つけ、参加する
自分でイベントを作成しない場合は、イベントを探し参加します。
その際はイベントページに進み、「Join event now」のボタンを押して参加します。
一見、2Dマップ上ではどのような人が参加しているかわかりづらくなっていますが、チャットを開くかアイコンにカーソルを当てると誰なのかがわかるようになっています。
リアルな会社に近いのがremoです
remoはweb会議用のシステムとして、他のシステムにはないような機能も付いています。
remoには複数のテーブルが作られているため、それぞれ自分が希望するテーブルに入室して会話をすることができます。
また、テーブル間の移動もスムーズに行え、複数人の人が同時に話し合うことができるため、リアルな会社の環境とよく似ているといえるでしょう。
また、参加者全員にはステージ上でプレゼンテーションを行うことも可能なので、何を話すかで使い分け、自社ニーズに合わせて利用するとよいでしょう。