「中途採用における面接の流れって新卒面接と同じなの？」
転職は、自分に合った新しい仕事や会社を探したり、自分自身の働き方を見つめなおす絶好の機会です。
初めて転職活動する場合、具体的な流れや質問などが分からず不安に感じる人も多いです。
本記事では、具体的な転職活動の流れや面接でよく聞かれる質問、準備すべきことについて解説します。
転職面接の前に準備しておくべきこと
転職面接の前に準備しておくべきことは、主に以下の2つがあげられます。
・自分の強みや弱みなどの自己分析
・会社の情報収集
転職を成功させるためには、まず自分の強みや弱みなどの特徴を理解する必要があります。
自分自身がもつ経験やスキル、得意なことをリストアップし、具体的なエピソードを交えて言語化することが大切です。
また、具体的に働きたい業界や会社の特徴・将来性などについて情報収集を行いましょう。
会社の経営利益や事業内容、業界・職種別の最新動向と相場、公に出ていないニッチな情報などを集めます。
転職における情報収集は、会社四季報や転職サイト、転職エージェントなどを活用してください。
自己分析と情報収集を万全にすることで、面接への対策だけでなく自分の特徴や業界のどうこうについての知識が身に付くのです。
面接を含めた転職活動の流れ
面接を含めた転職活動の流れは、以下の通りです。
書類の作成
まずは、できるだけ自分の魅力が伝わる応募書類を作成しましょう。
転職活動では、履歴書と職務経歴書を作成します。
履歴書の作成で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。
・空欄を無くし読みやすい文字の量と大きさを意識する
・入学 / 卒業、入社 / 退社などの年月を確認する
・適切な顔写真を貼付する
履歴書は空欄を作らず詳細を正確に記入し、採用担当者が読みやすいよう作成することが大切です。
誤字脱字のチェックや清潔感のある写真を貼り付けるなど、できるだけ印象が良くなる履歴書を作りましょう。
また、職務経歴書の作成で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。
・仕事の向き合い方や成果を表現する
・応募する会社や職種に適した記述をする
・自分の経歴を効果的にアピール形式を選ぶ
仕事に対する自分の行動や実績を、可能な限り具体的に記載しましょう。
得意なことや数値を交えた成果を記載することで、自分が企業や職種で活躍できることを効果的にアピールします。
また、職務経歴書には直近の経歴から記入する逆編年体形式や、古い職歴から記入する編年体形式、キャリアの流れを時系列で示すキャリア形式があります。
転職活動における書類の作成は、自分のビジネスパーソンとしての成長を効果的に伝えられる形式を選びましょう。
応募
応募書類を作成すれば、実際に転職したい企業に応募しましょう。
応募する際は、必ず履歴書や職務経歴書のチェックを行います。
どれだけ入念に応募書類を作成しても、誤字脱字などのミスを完全に防止することはできません。
転職を確実に進めるためにも、応募する前に必ず文章やレイアウトの確認を行いましょう。
企業に提出する際に必要なものは、以下の通りです。
・応募書類
・送付状
・書類を入れる封筒
送付状が入っていなければ、マナーに欠けると判断される可能性があります。
また、封筒に書く住所や宛名を正確に記入しましょう。
「応募書類を作成して終わり」ではなく、最後まで気を抜かずにていねいに仕上げることが大切です。
面接
面接は、自分の魅力を最大限にアピールする必要があります。
採用担当者に好印象を与えるために、転職面接で注意すべき点は以下の通りです。
・服装と身だしなみ
・笑顔と姿勢
・面接官の目を合わせる
・あいづちをうつ
・面接時のマナー
また、面接官からの質問にスムーズに答えるためにも、質問に対する対策を行いましょう。
あらかじめ質問に対する回答を用意すれば、自分の魅力をより効果的にアピールできます。
内定
転職面接に成功すれば、企業から内定連絡が来ます。
入社承諾の返事をする前に、会社の労働条件をしっかり確認しておきましょう。
労働条件が自分と合わなければ、能力を十分に発揮して活躍できる可能性が低くなります。
転職できる会社は、1つではありません。
あらかじめ転職面接の際に企業から伝えられる労働条件を、メモしとくことをおすすめします。
勤務先への退職手続き
仕事をしながら転職先を探して内定をもらった場合、転職手続きを行いましょう。
退職する際に引継ぎが上手くいかなかったり、会社から強く引き止められ、円滑に進まない可能性もあります。
スムーズに退職できるように、前もって退職手続きで必要なものについて把握しておくことが大切です。
転職活動における面接でよく聞かれる質問は？
転職活動における面接でよく聞かれる質問は、以下の通りです。
自己紹介・自己PR
「自己紹介をお願いします」
「自己PRをお願いします」
転職における面接は、これまでの職務経歴などを伝える場とも言えます。
自己紹介や自己PRでは、長くなりすぎないよう自分のキャリアや魅力を簡潔にまとめることが大切です。
転職理由・志望動機
「転職理由は何ですか？」
面接官は転職理由を確認することで、同じ理由で退職する可能性があるかや、候補者の人柄を見極めようとします。
回答する際は、ポジティブな内容を心がけ会社で実現したいことなどを含めながら、入社意欲が見えるように答えましょう。
前職の仕事や身につけたスキル
「これまでの職歴を教えてください」
職歴について質問することで、前職の仕事や候補者が有しているスキルについて見極めます。
また、候補者が今まで任された業務内容や役割を理解し、論理的に説明できるのかについても確認します。
職務経歴書に目を通しただけでは分からない知識やスキルを、面接官にアピールしましょう。
仕事の目標や将来のキャリアプラン
「5年後、10年後に実現したいことはありますか？」
仕事の目標やキャリアプランを確認することで、面接官は候補者が自社で夢や理想を実現できるかを見極めます。
回答のポイントは、具体的で実現可能なものかや、実際に行動を移していることをアピールすることです。
逆質問
「何か質問はありますか？」
逆質問を促すことで、候補者の入社意欲やコミュニケーション能力、社風との相性などを見極めます。
また、面接官は候補者の疑問や不安な点を解消することで、会社の魅力をアピールすることを目的としています。
逆質問は、自分を自由にアピールできるチャンスであることを意識しましょう。
転職面接でよく聞かれる質問を知って準備しよう！
採用の可能性を高めるためにも、転職面接における具体的な準備や、流れについて知っておくことは大切です。
転職面接でよく聞かれる質問について把握していれば、自分の魅力を効果的にアピールする戦略を練ることができます。
質問の回答を用意することで、本番で焦ることなく第一印象の良い受け答えをすることが可能です。
採用担当者の意図を理解し、自信を持って面接に臨みましょう。
