インターネットの普及により、web面接を導入する企業は増加傾向にあります。
web面接用のツールは各種様々ありますが、中でも多くの企業に支持されているのがzoomです。
そこで当記事では、zoom面接のポイントや上手にこなすためのコツ、さらに好印象を与えるために大切なことなどを解説します。
zoom面接のポイント
zoomはWeb面接で使用頻度高い
zoomは、採用活動を行う企業側はアカウント登録やログインが必要ですが、応募者は企業から送られてきたURLをクリックすれば簡単に入室できるため、その手軽さから多くの企業で使用されています。
録画や録音もでき、設定しておけばパソコン上に面接の様子を保存することもできます。
また、画面共有機能もあり、資料を見ながら会社紹介もしやすいため、web面接での使用頻度が高いことが特徴です。
zoomと他のWeb面接の違いとは？
音声が途切れにくい
他のweb面接ツールの中には、音声が途切れたり聞こえづらくなったりといった、コミュニケーションを遮ってしまうものもありますが、zoomはこのようなトラブルが少ないのが特徴です。
接続が不十分であると、応募者が返答している際に途切れてしまいます。
その結果、企業側も応募者側も理解が不十分でストレスを感じてしまいます。
途切れる、ノイズが入るといったトラブルはweb面接では大きな問題ですが、その点、zoomはトラブルが少ないことが強みであるといえます。
利用者のネットワーク環境に応じて最適化できる
他のweb面接ツールの場合、応募者側のネット回線が3G回線の場合、データ通信が重く動きが鈍ることも起こり得ますが、zoomは回線に合わせて帯域幅を自動的に調整してくれます。
少ない通信量でも安定した接続を確保できるため、音声や画像の共有でトラブルの発生率を低く抑えることができるのです。
機能を理解することが大切
バーチャル背景
web面接を自宅で受ける場合、背景は白い壁や白いカーテンなどにするのが一般的ですが、zoomにはバーチャル背景が用意されているため、家にweb面接に適した部屋がない場合は、バーチャル背景を利用するとよいでしょう。
録画
録画ができるので、企業側は面接後に他の採用担当者や上長への共有も行うことができます。
また、ローカル保存やクラウド保存が選択できる点も安心といえるでしょう。
チャット機能
zoomにはチャット機能も備わっています。
web面接前後のやり取りなどの他、面接中に面接官に見せたいファイルやアピールできる資料を送れるので、うまく活用することでスムーズな情報共有が実現できます。
チャット機能を使用する場合は、画面下部に表示される「チャット」をクリックすると、画面右下にメッセージの入力欄が表示されるので、あとは必要な情報を送信します。
zoom面接を上手にこなすためのコツ
スマホで面接する場合はアプリをインストール
zoomでのweb面接の際、パソコンで受ける場合はブラウザから参加することができますが、スマホで受ける場合はアプリのインストールが必要です。
Androidで使用する場合
Androidのスマホにzoomをインストールする場合は、まず「Google Play」を開き、「Zoom Cloud Meetings」をダウンロードします。
ダウンロード後、zoomのアカウントを持っていない場合は「サインアップ」、持っている場合は「サインイン」をタップします。
iOSで使用する場合
iOSのスマホにzoomをインストールする場合は、まず「App Store」を開き、「Zoom Cloud Meetings」をダウンロードします。
ダウンロード後はAndroidと同じです。
通信環境をチェックする
zoom面接にのぞむ際は、面接中「接続が切れる」「カメラやマイクが動作しない」といったトラブルを避けるため、必ず事前に通信環境や周辺機器の動作を確認するようにしましょう。
面接を受ける場所の電波状況は十分に安定しているのか、通信容量がzoomでのweb面接に耐えうるものなのかなど、十分に確認をしておく必要があります。
zoom面接を外出先でスマホによって行う場合、不特定多数が容量を共有するフリーWi-Fiは、他人のデータ処理によって通信が不安定になりやすいため、個別の安全な回線を使うようにしましょう。
また、自宅でもWi-Fiより有線LANケーブルを使うのが最も安定していておすすめです。
zoom面接には余裕をもって入室する
zoom面接を受ける際は、スタート時刻の5分ほど前に入室するようにしましょう。
時間ピッタリに入室してしまうと、万が一接続トラブルが発生した時に予定時刻に遅れてしまう危険があるからです。
zoom面接も対面面接と同様に遅刻は厳禁なので、余裕をもって入室することが大切です。
どんなに事前準備をしっかりと行っていても、接続トラブルが発生してしまう可能性はゼロとはいえません。
そのため、入室できなかった場合の緊急連絡先をメモしておくなど、あらかじめの対策も重要になります。
zoom面接で好印象を狙うためのコツ
zoom面接でも身だしなみは重要
zoom面接での服装や髪型のマナーは、対面面接と変わりはありません。
男性の場合はビジネススーツで、女性の場合はスーツやジャケット着用が基本となります。
企業から指定がないかぎりは、自宅だからといってカジュアルな服装をしていいわけではないため、注意しましょう。
「zoom面接はカメラに映るのが上半身だけだから」と気を抜いてしまう人もいるようですが、全身の服装を整えてのぞむことが基本マナーとなります。
面接中にイレギュラーなことやトラブルがあった場合、立ち上がったり動いたりすることもあるため、下がジーンズやパジャマでは画面に映ってしまい危険です。
たとえzoom面接でも、清潔感はとても大切なので、スーツやシャツがシワになっていたり汚れていないか、ネクタイは曲がっていないかなど服装の乱れがないか事前に鏡を見て必ずチェックするようにしましょう。
また、髪型は男女ともに髪の毛がおでこを隠さないスタイルの方が明るく元気な印象を与えます。おでこが前髪で隠れていたり、髪が目にかかっていたりすると、表情がわかりづらく暗い印象を与えてしまうからです。
カメラ目線を意識する
zoom面接では、面接官と応募者の「目線が合わない」といったことがよく起きます。
自分が話すときはカメラ目線を意識し、面接官が話すときは画面を意識するのが基本となります。
この2点を実践すると、お互いの目線が合っていることになります。
面接中ずっと画面を見ていると、面接官には伏し目がちに見え、暗い印象を与えてしまうため注意しましょう。
会話が途切れたときは聞き返すことも重要
zoom面接の際、面接官の発言に対して聞き返すことは失礼な行為ではありません。
緊張して頭が真っ白になり、面接官の話しがうまく聞き取れなくなってしまった場合は、素直に緊張していることを伝えてもう一度話してもらえるようお願いしてみましょう。
また、面接官の声が小さい、ネット回線の都合で部分的に会話が途切れてしまったなどの場合も、相手に失礼にならないよう再度話してもらえるようお願いすることが大切です。
どのように聞き返すかによって、面接官に与える印象は大きく変わるため、謙虚な態度で好印象を与える話し方を心がけるようにしましょう。
zoom面接も対面面接もマナーは同じ。しかし、zoom面接は事前準備が重要
zoom面接は、ハキハキした明るい話し方や、服装、髪型などの身だしなみといった基本マナーは対面面接と変わりはありません。
そのため、例えば自宅でzoom面接を受けるからといって、カジュアルな服装でリラックスしすぎというのはマイナス印象を与えてしまうため、絶対に避けましょう。
zoom面接は、インターネットを通じオンライン上で行う面接のため、事前準備やトラブルを回避するための確認がとても重要になります。
例えば面接中「接続が切れる」「カメラやマイクが反応しない」といったことがないよう、必ず事前に通信環境や周辺機器の動作を確認するようにしましょう。
