コロナ禍の影響でテレワークを推進する企業が増えています。
そんな中、会議や打ち合わせをリモートで行う際に便利なWebカメラの需要が高まり、さまざまな製品が発売されています。
多数のWebカメラの中でも、特に高性能のモデルが、Kandao社のKandao Meeting(カンダオミーティング)です。
そこで、本記事ではKandao Meetingをピックアップしてご紹介します。
Web会議をスムーズに行いたい方や、Webカメラを探している方は、ぜひ最後までお読みください。
Kandao Meetingとは?
Kandao Meetingは「リモートミーティングをもっとスマートに」をモットーに掲げ、中国・深圳(シンセン)にあるKandao社が発売したWebカメラです。
360度高性能カメラと無指方向性マイク、全二重方式スピーカーフォンを搭載しており、Web会議用に特化して開発されています。
また、AI技術により発言者に自動でフォーカスするなど高性能な機能をもつため、1台のKandao Meetingを1台のパソコンにつなぐだけで、複数人が参加する会議や打ち合わせが円滑に行えます。
Kandao Meetingの基本機能
以下ではKandao Meetingの基本機能についてご紹介します。
360度オールインワンウェブ会議カメラ
最も特徴的な機能は、360度のオールインワンカメラです。
従来のWebカメラでは会議に参加する人1人に対し1台が必要のため、カメラ機能付きのノートパソコンをそれぞれが使用することが一般的でした。
しかし参加する人が多数いる会議の場合、準備に時間がかかったり、誰が発言しているのかわからなかったり、画面に入りきらない人がいたりなどの問題が発生してしまいます。
これらの問題を解決するのが、AI (人工知能)技術を搭載した360度カメラです。
音声認識と顔認識により発言者に自動で焦点を合わせ、会議の臨場感を映し出すことで解決してくれます。
Kandao Meetingを使用すれば、ストレスなくWeb会議を行うことが可能になります。
8Kの映像を収録可能
高解像度のカメラを2台搭載しており、8Kの映像を収録可能です。
室内や会議室の真ん中にKandao Meetingを設置することで、AI技術によりそれぞれの参加者を認識して自動的に画面に表示します。
また8Kサイズの映像からクロップしているため、切り出した画質も良好です。
そのため画面越しでも臨場感のあるWeb会議を行えます。
8個の無指向性マイク搭載
ボディ部分には8つの無指向性マイクが搭載されており、360度4メートル以内の音声をカバーします。
さらにハウリングや雑音などによって音声が損なわれないために、全二重方式のスピーカーフォンも搭載されています。
そのため高性能のマイクとスピーカーが音声をはっきりと伝えてくれるので、スムーズなコミュニケーションが可能です。
顔認識や音声認識機能あり
Kandao Meetingに搭載された360度のwebカメラにはAI技術を活用した音声認識と顔認識の機能があり、まるで人間の視点のように発言者に自動で焦点を合わせ、会議の様子をリアルタイムに映し出します。
また、複数の発言者がいる場合には画面が分割され、発言している人と参加者の全員が同時に画面に映し出されるようになっています。
1080pのフルHD出力
Kandao MeetingはVRやAIの知識がなくても容易に扱うことができ、本来パソコンのソフトウェアで処理する複雑な作業をカメラ側で処理し、1080pのフルHD映像で出力します。
カメラ内部でリアルタイムに360度に映像を合成を識別を行い、切り出しを実行してくれるので、パソコン側からは単純なUSB接続のWebカメラと同じような画面に見える仕様になっています。
Kandao Meetingを使うメリット
次に、Kandao Meetingを使ってWeb会議を行うメリットを解説していきます。
セットアップが簡単
Kandao Meetingは、従来のWeb会議ツールのような使いにくいというイメージを払拭するために作られました。
そのためKandao Meetingのセットアップは非常に簡単です。
接続はKandao MeetingとパソコンをUSBで接続するだけで、ソフトウェアやドライバーのインストールなど複雑な操作も不要です。
シンプルな操作性で、VRや映像の知識がなくても、誰でも場所を選ばずにWeb会議を始められます。
また、USB2.0対応なのでほとんどのノートパソコンやデスクトップで利用できます。
高性能ながら接続はUSB2.0という旧式の規格を採用していることで、幅広い互換性を実現しています。
もちろんUSB3.0でも問題なく使用が可能です。
また、Webカメラを利用してテレビ電話ができるSkype、Cisco、WebEx、Zoom、Slack、GoTo Meeting、Microsoft Teams等のほとんどのツールに対応しています。
360度超高画質によるキャプチャが可能
前後の両面に超広角360度カメラを搭載し、パノラマ仕様で会議の参加者全員を撮影します。
自動で明るさとカラーを調整して画面に反映し、肌の色も適切に補正してくれるので、赤みや黄色みが強くなりすぎるといったこともありません。
VR映像から必要な映像のみを自動的に表示するので、画面の向こうの参加者が、まるで同じテーブルにいるかのようなライブ感あふれる会議を体験することが可能になります。
さまざまなモードを利用可能(プレゼンテーションモードなど)
ディスカッション向けやプレゼンテーション向けなど、さまざまなモードが用意されており、シーンに合わせて利用可能です。
ディスカッションモード
全員がスクリーンに映し出され、発言している人の画面枠をハイライトして表示します。
プレゼンテーションモード
発言者をリアルタイムにフォーカスし、発言者だけを画面上に映し出します。
グローバルモード
画面を上下に分けてパノラマ表示し、参加者全員を画面上に映し出します。
料金体系
Kandao Meetingは高性能なカメラのため、日本円で¥84,480(2022年6月現在)と価格も高額です。
Kandao Meeting | 360度オールインワンカンファレンスカメラ | ウェブ 会議
高額なため、Webカメラの必要性があってもなかなか購入に至らないケースも多いと予測されます。
そんなときは、購入する前に使用感を確かめられるレンタルサービスの利用がおすすめです。
一部の代理店ではレンタルサービスの提供が開始しており、現在採用しているWeb会議のツールで、Kandao Meetingを使用できるかを確認できます。
高性能Webカメラを使用してテレワークを快適に
本記事では、Kandao Meetingの基本機能とWeb会議で使うメリットをご紹介しました。
360度の高画質カメラとAI技術によって、従来のWebカメラとは違った臨場感をもってWeb会議を行うことができます。
一方、高性能が故に価格も高額で、なかなか購入する決断ができないといった場合も多いと考えられます。
一部代理店ではレンタルサービスも提供されているので、Kandao Meetingの使用感が気になった方は、ぜひレンタルして確かめてみてください。