Zoom面接とは、ビデオ会議ソフトであるZoomを使って行うオンライン面接のことです。
この記事では、Zoom面接の概要や特徴、参加方法などについて解説します。
また、Zoom面接を受ける際のポイントについても取り上げているため、Zoom面接を控えている人はぜひ参考にしてください。
Zoom面接とは
Zoom面接とは、その名の通りZoomを使って行う採用面接のことです。
Zoomはもともと企業向けに展開されていたビデオ会議ソフトであり、遠隔地との連絡や会議などで使用されていました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、リモートワークや遠隔授業などが一般的となったことで、多くの人が利用するようになりました。
採用面接も従来は対面で行われていましたが、コロナ禍ではオンラインでの面接が広く行われるようになっており、Zoomを使った面接も行われています。
Zoomは、パソコンであればWebブラウザやアプリから、スマートフォンやタブレット端末であればアプリから利用することができます。
また、パソコンやスマートフォンなどに搭載しているカメラやマイクで面接ができるため、Zoom面接にあたって新しく機材などを購入する必要もほとんどありません。
Zoom面接の特徴
Zoomを使った面接はさまざまな特徴を持ちます。ここでは具体的な特徴を3つ解説します。
誰でも簡単に操作可能
Zoomは誰でも簡単に扱える点が特徴です。
パソコンを利用してZoom面接を受ける場合、特にアプリをインストールしたり、アカウントを作成したりしなくても、企業側から送られてくるURLをクリックするだけで面接を受けることができます。
オンライン会議を行うツールはZoom以外にもさまざまなものがありますが、アカウントの作成やアプリのインストールなどが必要なものも少なくないことを考えると、この手軽さはZoom面接の大きな特徴だといえます。
ただし、スマートフォンやタブレットを利用してZoom面接を受ける場合は、Zoomアプリをインストールする必要があるため注意してください。
そのほかにも、Zoomは画面がシンプルな構成となっているため、初めて扱う人でも直感的に扱うことができます。
無料でも使える
Zoomは、基本的に無料で使うことができるため、Zoom面接を受ける際も特に費用が発生することはありません。
なお、Zoomには有料プランも用意されています。
有料プランでは会議を管理するホストの数を増やせるほか、グループでトークする際の時間制限をなくすこともできます。
面接参加者には特に必要ない機能であるため、Zoom面接を受けるからといって、別途有料会員になる必要はないでしょう。
「面接時間が長くなるかも」と気にしている人もいるかもしれませんが、基本的には面接を実施する企業側で有料プランに加入していると考えられるため安心してください。
連携機能が充実
Zoomはビデオによる通話がベースとなっていますが、それ以外にも外部のさまざまな機能と連携させることができます。
例えば、Googleカレンダーと連携することで、Zoom上でミーティングを設定すると、カレンダーにも日時や参加URLが登録されます。
カレンダーのURLをクリックして面接に参加することも可能です。
面接に遅刻しないためにも、Googleカレンダーとの連携機能は非常に役立つでしょう。
また、こちらは有料プランのみとなりますが、SlackやSalesforceといったツールとの連携にも対応しています。
例えば、Slackと連携すれば、SlackからZoomを立ち上げてそのまま会議や面接を始めることができます。
Zoom面接への参加方法
ここではZoom面接に参加する方法について解説します。
パソコンから参加する場合と、スマートフォン・タブレット端末から参加する場合で若干流れが異なります。
これから初めてZoom面接を受ける人はぜひ参考にしてください。
パソコンでZoom面接に参加する方法
パソコンを使用する場合、先ほども触れていますが、面接参加者は特にアプリをインストールしたりアカウントを作ったりする必要はありません。
面接を実施する企業が発行するミーティングのURLをクリックするだけで、簡単に面接に参加できます。
企業によっては、URLではなく、会議IDを共有してくることもあります。
この場合は、ブラウザからZoomの公式ホームページにアクセスし、トップページの右上にある「JOIN」をクリックしてください。「ミーティングに参加する」という画面が表示されるため、会議のIDを入力して「参加」をクリックすると面接が行われるミーティングに参加できます。
スマートフォンやタブレット端末からZoom面接に参加する方法
スマートフォンやタブレットを使って面接に参加する場合、事前に「Zoom Cloud Meetings」というZoomアプリをインストールしておく必要があります。
アプリをインストールして開くと「ミーティングに参加」「サインアップ」「サインイン」が画面に表示されるため、アカウントをすでに持っている場合は「サインイン」を、アカウント新しく作りたい場合は「サインアップ」を、アカウントを持っておらず、新しくアカウントを作りたくない場合は「ミーティングに参加」を洗濯してください。
「ミーティングに参加」を選ぶと名前を入力する画面が表示されるため、自身の名前を入力します。
その後、マイクやカメラの使用許可が表示されるため、すべてOKを選んで進んでください。
すると「他のユーザーの音声を聞くにはオーディオに参加してください」という表示が現れるため「インターネットを使用した通話」を選択します。
これらの動作が終わると面接が行われる通話画面に移ります。
Zoom面接に関するポイント
Zoom面接を受けるにあたっては、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、具体的なポイントを3つ解説します。
対面の面接にはないポイントとなるため、ぜひ覚えておいてください。
ソフト・アプリの通知を切っておく
Zoom面接を受ける際は、他のソフトやアプリの通知はオフにしておきましょう。
通知音などが面接官に聞こえることは基本的にありませんが、通知音のせいで自身の集中が切れてしまう可能性があります。
また、面接に使用するパソコンの通知音は切っているものの、スマートフォンの通知を切り忘れてしまったために、通知音をマイクが拾い面接官に聞こえてしまう恐れもあるため、必ず通知はオフにするようにしてください。
カメラ目線を意識
Zoom面接を受ける際は、カメラ目線を意識するようにしてください。
ここで注意しなければならないのが、Zoom面接におけるカメラ目線は画面を見ることではないという点です。
相手を見ながら話すために画面を見る人も多いと考えられますが、カメラは基本的に画面の上についているため、画面ばかり見ていると、面接官には下を向いているように見えてしまいます。
そのため、面接を受ける際は画面ではなくカメラを見るようにしてください。
初めてZoom面接を受ける場合、事前に友人に協力してもらうなどして自分の目線がどのように映っているのかチェックしておくといいでしょう。
背景を設定しておく
Zoomは、自身の顔だけでなく背景まで映るため、背景を事前に設定しておくことが大切です。
Zoomには、バーチャル背景を設定する機能が備わっているため、面接前に設定しておきましょう。
なお、バーチャル背景の設定にあたっては、Zoomのアカウントが必要となります。
設定手順は以下の通りです。
・Zoomにサインインする
・設定画面にある「背景とフィルター」を選ぶ
・バーチャル背景を選ぶ
面接に適した背景がない場合は、自分で画像を追加して背景にすることもできます。
ビジネスシーンに応じた背景を選ぶようにしましょう。
Zoom面接ならどこかでも参加可能
今回は、Zoom面接の概要や特徴、面接への参加方法などについて解説しました。
Zoom面接は、パソコンやスマートフォンがあれば参加できるため、遠隔地からでも面接を受けられます。
一方で、従来の対面による面接とは異なる点に注意しなければなりません。これから初めてZoom面接を受けるという人は、今回の内容をぜひ参考にしてください。
