新型コロナウイルスの感染防止対策や採用効率アップを目的として、オンラインで面接を行う会社が増えています。
一方、オンライン面接を受けたことがない場合、具体的にどんな準備をすればいいのか分からない人も多いです。
本記事では、オンライン面接を行う手順や、マナー・事前準備について解説します。
ぜひこの記事をオンライン面接を受ける際の参考にしてみてください。
オンライン面接を行う手順
オンライン会議を行う手順は、以下の通りです。
通信環境の確認
オンライン面接を受ける上で重要なのは、通信環境です。
オンライン面接を円滑に行うためには、通信環境を万全にする必要があります。
そのため、事前に企業から指定されたツールを使用して、音声や映像が途切れることがないかなどをチェックしましょう。
入室
入室の際は時間に余裕をもって、5~10分前にはログインしておくようにしましょう。
企業の採用担当者から入室時間を提示されている場合は、指示に従って入室してください。
時間ギリギリのログインは、時間にルーズな印象を与えてしまう可能性があるので、余裕を持ってログインしましょう。
退室
質疑応答が終了したら、あいさつをして退室します。
自分から通話を切るのではなく、相手が終了するのを待つのがベストです。
一般的な電話と同じく、オンライン面接においても相手方が先に通話を切ってから終了するのがマナーです。
ただ、時間がたっても相手から通話が切られない場合は、「失礼いたします」と伝えて通話を終了してください。
オンライン面接のマナー
オンライン面接のマナーとして、以下の点があげられます。
会話のスピードや間合いに気をつける
オンライン面接では、会話のスピードや間合いに気をつけましょう。
対面の面接と比べると、オンライン面接は通信速度の問題で音声のラグが発生し、円滑に会話が進まない可能性があります。
そのため、面接官が話している内容をよく聞き、「まだ話しているのか」、「もう話終わっているのか」などを意識しながら会話しましょう。
表情やあいづちに気をつける
オンライン面接では、表情やあいづちに気をつけましょう。
オンライン面接は、対面と比べるとお互いの感情が伝わりにくいです。
面接官の話しを聞くときは「大きめにあいづちを打つ」、「はっきり頷く」といったことを意識しましょう。
面接官と会話する際は、以下の点に注意してください。
- 大きめのあいづちをうつ
- 笑顔を意識する
- はっきりうなずく
- 話を聞く姿勢を示す
表情やあいづちを意識すれば、面接官に好印象を与えられます。
目線に気をつける
オンライン面接を受ける際は、目線に気をつけましょう。
面接官に好印象を与えるためにも目を見て話すことは非常に重要です。
Web会議ツールなどの利用に慣れていなければ、目線を合わせて話すことが難しいと感じるケースも多いです。
そのため、オンライン面接を行う際は以下の点を意識しましょう。
- パソコンやタブレットなどのカメラを見て話す
- 資料やメモを見すぎない
- 目線を泳がせない
パソコンや、タブレットなどのカメラに目線を合わせて話しましょう。
清潔感のある服装や髪型にする
オンライン面接は、清潔感のある服装や髪型にしましょう。
オンライン面接の服装や髪型に関しては、以下の点を意識してください。
- 必ず上下スーツを着用する
- スーツに汚れやシワがないか確認する
- 顔がよく見える髪型にする
企業からの指定がなくとも必ずスーツを着用し、ジャケットやシャツに汚れがないか、シワになっていないかなどを入念にチェックしましょう。
面接でより良い印象を与えるためにも、清潔感のある服装や髪型にしてください。
背景の映り込みに注意する
オンライン会議では背景の映り込みに注意しましょう。
部屋の様子が背景に映り込んでしまうと、場合によっては面接官に悪い印象を与える可能性があります。
オンライン面接を行う際は、シンプルな背景になるようにしましょう。
音声をあらかじめチェックする
オンライン面接の際は、音声をあらかじめチェックしておきましょう。
オンライン面接当日に音声に問題が発生すると、スムーズに会話できないため面接官に悪い印象を与える可能性があります。
マイク・スピーカーの設定やその他の不具合がでないかをチェックしておき、実際にツールを使用して通話しましょう。
オンライン面接の事前準備
オンライン面接を受ける際は、以下の点を事前に準備しましょう。
面接する場所を決める
オンライン面接の場所を事前に決めておきましょう。
以下の点を確認して、オンライン面接の場所を選んでください。
- 周囲の音が入らない
- 明るく、顔がはっきり見える
- 背景に余計なものが映り込まない
- 通信環境が整っている場所
一般的には自宅で受ける人が多いですが、通信環境などの問題でレンタルスペースを利用するケースもあります。
トラブルの発生を防ぐためにも、オンライン面接する場所はあらかじめ決めておくのがベストです。
通信機材をそろえる
オンライン面接に使用する通信機材をそろえましょう。
パソコンに備え付けのマイクやスピーカーでは、クリアに音声をやり取りできない可能性もあります。
オンライン面接をスムーズに進められるように、マイク付きのイヤホンやヘッドセットを使用しましょう。
通信環境を整える
オンライン面接を受ける際には、通信環境を整えましょう。
上記でも述べたように、オンライン面接では安定した通信環境が必要です。
自宅ではオンライン面接を受けることが難しい場合は、通信プランを変更するか、通信環境のあるレンタルスペースを活用しましょう。
使用するツールを用意する
使用するツールを用意しておきましょう。
オンライン面接で使用するツールは、各企業で異なる場合が多いです。
事前に使用するツールを用意しておき、面接当日に困ることが無いように操作方法を確認しておきましょう。
プライベートで利用することが多いツールであれば、プロフィール画像やユーザー名に気をつけてください。
資料を用意する
オンライン面接を行う際は、資料を用意しておきましょう。
オンライン面接では対面での面接とは違い、資料を見ながら受けることが可能です。
ただ、資料に視線を向けすぎたり、資料にない質問で回答に詰まったりすれば、面接官に悪い印象を与える可能性があります。
資料に頼りきりにならないよう、面接練習もしっかり行ってください。
準備を万全にしてオンライン面接を成功させよう!
オンライン面接で気をつけるポイントは、対面と基本的には変わりません。
ただ、オンライン面接では通信機材や環境などを準備する必要があります。
オンライン面接の環境を万全にしなければ、トラブルの発生などが原因で、本来の自分を最大限アピールできない可能性があるのです。
逆に準備を万全にすれば、スムーズにオンライン面接を行うことができます。
今後の人生を左右する重要な面接を成功させるためにも、入念に準備をして挑みましょう。