「面接をぶっちしてしまった!」
志望度が低い企業であれば、第一志望の企業からの内定や寝坊して間に合わないので行きたくないといった理由で、面接をぶっちするケースがあります。
面接をぶっちした場合、今後の就活や入社後の仕事に影響があるのか気になる人も多いです。
本記事では、面接をぶっちする原因やリスク、謝る際のポイントについて徹底解説します。
面接を「ぶっち」する就活生は意外と多い
面接におけるぶっちとは、当日選考があるにも関わらずドタキャンしたり、内定辞退の旨を報告せずに連絡を無視することを指します。
面接をぶっちする就活生は、意外と多いです。
当日の面接をぶっちした経験のある就活生は、4人に1人ほどと言われています。
特に、社会人経験が浅い大学生が面接をぶっちする割合が高いです。
ぶっちとドタキャンは、同じ意味で使われることがあります。
実際には異なる意味を持ち、ドタキャンが面接の予定時間直前にキャンセルするのに対して、ぶっちはある時点から連絡を無視します。
意味は少し異なりますが、面接のぶっちやドタキャンはできるだけ避けるのがベストです。
面接を就活生が「ぶっち」する理由
面接で就活生がぶっちをする理由として、以下の3つがあげられます。
志望度が低い
面接を就活生がぶっちする理由として、志望度が低い点があげられます。
就職は、今後の人生を大きく左右する重要な決断です。
1つの企業しか応募しない就活生は少なく、滑り止めも兼ねて複数の会社面接に応募するのが一般的です。
企業の選考中に第1志望の会社から内定を貰いさえすれば、「今選考中の企業の面接は行かなくていい」と考えるケースもあります。
また、第1志望の企業であっても実際に面接を受けると、想像していた業務内容や社風と異なれば、面接をぶっちする可能性が高まるのです。
準備不足で当日までに間に合わない
面接を就活生がぶっちする理由として、当日の準備が間に合わなくなったというケースがあげられます。
選考に通過するためには、企業研究や自己分析などの対策を行うのが一般的です。
面接の日程を詰め込みすぎたり、学業で忙しくて当日までに準備を万全にできない就活生もいます。
対策を十分にできなければ、「どうせ面接を受けても合格しない」と考えてしまうのです。
準備不足な状態であれば、不安を感じたりモチベーションが低下するため、面接をぶっちする可能性が高まります。
就活へのやる気がない
面接を就活生がぶっちする理由として、そもそも就活のやる気がない可能性があげられます。
就活のやる気がない原因として、以下の点があげられます。
- ストレスを感じたくない
- 自分でやりたいことがある
- 周りの友人が就活してるからなんとなく取り組む
なかなか内定を貰えなかったり、面接の緊張感や第1志望の企業に落ちたときなど、就職活動は過酷な場面が多いです。
選考に落ちすぎると「自分を否定されている」と感じるケースもあります。
ストレスを感じれば就活へのやる気が徐々になくなるため、面接をぶっちする可能性が高まるのです。
そもそも起業して自分の会社を作りたいと考えている人や、なんとなく就活をしている人もいます。
上記の場合は、面接に落ちてもストレスを感じにくいため、面接をぶっちしやすいのです。
就活生が知っておくべき「ぶっち」のリスク
面接をぶっちした際のリスクとして、主に以下の6つがあげられます。
同じ企業に再応募できなくなる
面接をぶっちすると、今後同じ企業に再応募できない可能性があります。
当然ですが、面接をぶっちした応募者は企業から良い印象を持たれることはありません。
「また面接をぶっちするかもしれない」と考え、再応募できなくなるケースもあります。
他の企業に知られる
面接をぶっちすると、他の企業に知られる可能性があります。
業界の違う企業や応募した会社の子会社でなければ、面接をぶっちしたことが知られることはないでしょう。
ただ、応募した企業の子会社や親会社など密接な関わりがある場合は注意が必要です。
就活エージェントからの求人紹介がなくなる
面接をぶっちすると、就活エージェントからの求人紹介がなくなる可能性があります。
就活エージェントとは、就職活動の始めから終わりまでを支援してくれるサービスのことを指します。
就活エージェントを活用して、企業を紹介してもらった際に面接をぶっちするのは避けましょう。
応募者の信頼がなくなり、今後求人紹介されないケースもあるのです。
就職後にぶっちした企業と関わる可能性がある
他の企業へ入社後、面接をぶっちした企業と関わる可能性があります。
例えば、他の会社に営業職として入社した場合、面接をぶっちした企業に営業するといったケースもあります。
面接をぶっちした人としての印象があるため、契約につなげるのが難しくなるのです。
大学や所属ゼミ・研究室の信頼がなくなる
面接をぶっちすると、大学や所属するゼミ、研究室の信頼がなくなる可能性があります。
企業に応募する際は、履歴書を提出するのが一般的です。
経歴には大学やゼミ、研究室について記入することもあります。
面接をぶっちすると、「この大学に所属する学生は信頼できないかもしれない」と考える可能性があるのです。
大学や教授の推薦で企業に応募した際は、特に注意しましょう。
面接でぶっちしないための正しい辞退方法
面接でぶっちしないためにも、辞退する旨を以下の手段で報告しましょう。
- メール
- 電話
当日までに面接を辞退する場合は、メールで連絡するのがおすすめです。
営業時間内を確認してメールを送るのが望ましいですが、遅い時間帯にメールを送信する場合は「夜分遅くに失礼いたします」と添えましょう。
また、面接の当日やメールの返信が帰ってこない場合は電話で辞退する旨を伝えてください。
営業時間内かつ休憩時間や、業務を妨げない時間に連絡します。
担当者が不在の場合は、帰ってくる時間を聞いてかけなおしましょう。
面接でぶっちした企業に謝る際のポイント
面接をぶっちした企業に謝る際のポイントとして、以下の点があげられます。
- 応募企業から連絡される前に謝る
- ウソや言い訳をせずに誠心誠意をもって謝る
面接をぶっちしてしまった際は、できるだけ企業から連絡が来る前に謝りましょう。
企業側から連絡が来るまで何もしないで待つのは、やってはいけないことです。
面接をぶっちして後ろめたいからといって、いつまでも謝罪の連絡をしなければさらに印象を下げてしまいます。
イメージを悪化させないためにも、ウソや言い訳をせずに誠実に謝りましょう。
面接をぶっちしたらすぐに謝ろう!
面接をぶっちするのは、志望度やストレス、やる気などの様々な要因があります。
「ぶっちしてしまった」と落ち込んでいると、他の企業の選考にも影響がでる可能性があります。
気持ちよく就職活動を進めるためにも、面接をぶっちしないよう対策を行いましょう。
面接のぶっちは、自分だけでなく入社した企業や大学、就活エージェントなどの信頼を失います。
自分だけの問題と考えるのではなく、社会人としての責任をもって行動しましょう。