働き方改革の推進や新型コロナウイルスの感染防止対策として、ウェブ会議システムを導入する企業が増加しています。
ニーズの上昇に伴い、各企業からさまざまなウェブ会議システムが提供されるようになりました。
ウェブ会議をスムーズに行うためには、自社に適したシステムを選ぶ必要があります。
本記事では、ブラウザ対応のおすすめウェブ会議システム5選や選ぶ方のポイント、ブラウザで起動する利点について徹底解説します。
ウェブ会議システムとは?
ウェブ会議システムとは、インターネットを利用して遠隔で会議を行うシステムです。
インターネットに接続できる端末があれば、場所を選ばず会議を行えます。
移動時間や意思決定のスピード向上に繋がるため、業務効率の向上が期待できます。
ブラウザで使えるウェブ会議システム5選
ウェブ会議システムには、アプリケーションのインストールが必要なものと、ブラウザから起動できるものがあります。
ブラウザで使えるウェブ会議システム5選は、以下の通りです。
Zoom
Zoomは、アメリカのサンフランシスコに本社を置く「Zoom Video Communcations」が提供するウェブ会議システムです。
Zoomの特徴として、以下の点があげられます。
- 大規模なビデオ通話が可能
- マルチデバイスに対応
- 外部サービスとの連携が豊富
- バーチャル背景
Zoomは、大人数でも安定してビデオ通話を行うことができるため、企業での使用に適しています。
参考:Zoom
Skype
Skypeは、Microsoftが提供するウェブ会議システムです。
Skypeの特徴として、以下の点があげられます。
- チャット機能が使いやすい
- 画面共有機能を利用できる
- 録画機能がある
- マルチデバイスに対応している
- 大人数のビデオ・音声通話が可能
Skypeは、完全無料で使用できるためウェブ会議システム導入のコスト削減が期待できます。
参考:Skype
Google Meet
Google MeetはGoogleが提供する、ウェブ会議システムです。
Google Meetの特徴は、以下の通りです。
- 高いセキュリティ
- 音声とビデオの品質が高い
- 他のGoogleサービスとの連携しやすい
- マルチデバイスに対応している
- 無料プランがある
Google Meetは、URLを共有すればGoogleアカウントがなくても会議に参加できるため、手軽に会議を開催することができます。
参考:Google Meet(旧称 Hangouts Meet) – 無料のビデオ会議
BIZMEE(ブラウザ起動の制限アリ)
BIZMEEは、株式会社grassが提供するウェブ会議システムです。
BIZMEEの特徴は、以下の通りです。
- 6人までのビデオ通話が可能
- インストール、会員登録不要
- マルチデバイス対応
- 使用するブラウザによっては制限あり
BIZMEEは、参加推奨人数が2〜4人と、少人数でのウェブ会議に特化したシステムです。
参考:BIZMEE
Whereby(ブラウザ起動の制限アリ)
Wherebyは、ノルウェー通信会社Teleonerが提供するウェブ会議システムです。
Wherebyの特徴は、以下の通りです。
- マルチデバイスに対応している
- 時間無制限の通話
- 画面共有
- 使用するブラウザによっては制限あり
Wherebyも、上記のBIZMEEと同じく少人数会議に特化したウェブ会議システムです。
参考:Whereby
ブラウザで使えるウェブ会議システムを選ぶポイント
ウェブ会議システムを導入する際には、自社に適したシステムを選定する必要があります。
ブラウザで使えるウェブ会議システムを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- セキュリティ
- 操作の難易度
- 導入の目的に適しているのか
- 音声・映像は安定しているか
ウェブ会議システムを選ぶ際には、社外秘の資料や顧客のデータなどの機密情報を扱うケースもあるので、セキュリティの高いシステムを選びましょう。
音声や映像が途切れたり、操作が難しければスムーズにウェブ会議を行えない可能性もあります。
そのため、Web会議システムを導入する際は通信環境や操作性、音声や映像の品質を確認しましょう。
ウェブ会議システムをブラウザから起動する利点
ウェブ会議システムをブラウザから起動する利点は、以下の通りです。
アプリをインストールする必要がない
ウェブ会議システムをブラウザから起動すれば、アプリをインストールする必要がありません。
会議のURLを共有するだけで、会議に参加できるため簡単に導入することができます。
また、取引先などと会議を行う際にも、インストールの必要はないため、簡単に会議に招待することができます。
どのデバイスでも参加できる
ブラウザ起動のウェブ会議システムは、PCやスマホなどのデバイスで参加することが可能です。
ウェブ会議システムの中には、使用するデバイスを統一しなければならないケースもあります。
一方ブラウザ起動のウェブ会議システムは、URLの共有で会議に参加することが可能なため、デバイス問わず参加することが可能です。
データを同期しやすい
ウェブ会議システムをブラウザから起動すれば、データが同期しやすいという利点があげられます。
ウェブ会議システムを使用できるデバイスとして、PCやスマホ、タブレットなどの端末です。
例えば、デバイス間でデータを同期できなければ、ホワイトボードや資料などの共有が反映されない可能性があります。
データの変更点を手作業で反映するのは、時間と手間がかかります。
ブラウザで起動できるウェブ会議システムを活用すれば、会議で使った資料やデータをデバイスに関係なく保存できるのです。
自社にあったウェブ会議システムを導入しよう!
ブラウザ起動が可能なウェブ会議システムは、データの同期やマルチデバイス対応により、場所や時間の制約を受けにくいといった特徴があります。
ウェブ会議の特徴からシステムを有効活用できれば、企業の生産性向上ができるのです。
様々なウェブ会議システムの中から、自社の業務に適したものを選びましょう。
ぜひこの記事を参考に、ウェブ会議システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。