「シスコのWeb会議システムについて知りたい！」
IT技術の発達により、世界中でWeb会議システムを開発する企業が増加しました。
その中でも、世界的に著名な企業としてシスコがあります。
本記事では、シスコについてや会議ツール「Webex」、具体的な使用シチュエーション例について解説します。
そもそもシスコとは？
シスコは、アメリカのサンフランシスコに本社をおく、1984年創業のネットワーク通信機器メーカーです。
シスコの主な事業内容として、以下のものがあります。
- 企業や通信事業者向け通信機器の製造・販売
- ネットワーク制御機器、ルータの製造・販売
- Web会議システムの開発・販売
- ファイアウォール（Webセキュリティ）やIP電話などの各種サービス
ほかにも、インターネットに関わるあらゆるシステムの研究や開発、製造から販売を行っている企業です。
日本にも1992年に株式会社シスコシステムズを設立し、参入しています。
シスコが提供するWeb会議ツール「Webex」の特徴
シスコは、Web会議時システムである「Webex」を提供しています。
Webexを導入することで、リモート会議を開くことが可能です。
Webexの特徴として、以下の点があげられます。
ブレイクアウトセッションを作成できる
シスコのWebexには、ブレイクアウトセッション機能があります。
ブレイクアウトセッションとは、全体の会議の中で小さな会議に分割する機能です。
セッションを分割することにより、メインのセッションに参加しながらグループに分かれて音声や映像、データを共有することができます。
Web会議の途中に担当者だけで打ち合わせをしたり、オンライン授業でグループワークを行うことが可能です。
ロック・ロビー機能がある
シスコのWebexには、ロック・ロビー機能があります。
会議が機密性の高い内容の場合、ロック機能を使用しミーティングに関係のない人の入室を防ぐことができるのです。
ロックが解除されるまで、参加者はロビーに待機します。
録画機能がある
シスコのWebexでは、映像・音声を録画してデータに残すことが可能です。
実際に話した内容を記録しておけば会議に参加しなかった人にも後から共有することができます。
ミーティングの映像や音声の録画により、会議の生産性が高まるのです。
多言語対応している
シスコのWebexは、日本語や英語、中国語など多言語に対応しています。
2021年には、英語から100以上の言語へのリアルタイム翻訳機能が実装されました。
多言語対応や翻訳機能により、海外の企業ともスムーズにコミュニケーションが可能なのです。
資料やファイル共有機能が充実している
シスコのWebexでは、会議に参加しているメンバー同士でファイルやデータの共有が可能です。
データをアップロードをせずに共有ができるため、ミーティングをスムーズに進められます。
アンケート機能がある
シスコのWebexには、アンケート機能があります。
話し合いの途中や会議の締めくくりで、ミーティングに参加しているメンバーへアンケートをとることが可能です。
参加者に多数決を求める場合や、全体の意見をまとめたい時に使用することができます。
ホワイトボード機能がある
シスコのWebexには、ホワイトボード機能があります。
Webexのホワイトボードは、手書きの文字やテキスト入力、画面の保存などの機能を活用することが可能です。
ホワイトボード機能により、チャットや会話では伝えにくいアイデアなどをスムーズに共有できるのです。
シスコが提供するWeb会議ツール「Webex」を導入するメリット
シスコの会議ツールであるWebexを導入するメリットとして以下の点があげられます。
意思決定のスピードが上がる
シスコのWebexを導入することで、意思決定のスピードが高まります。
社内や社外を問わず、通信環境があれば会議に参加できるため、遠方の相手とのビジネスシーンなどで移動時間や日程調整の手間を削減できます。
また、Webexの会議ツールを活用すれば在宅でも勤務することが可能であり、業務効率化や働き方改革の推進に繋がります。
Webexの機能を使用することで、企業の意思決定のスピードが向上するのです。
マルチデバイス対応で誰でも参加できる
シスコのWebexは、マルチデバイスに対応しています。
通信環境があればパソコンやスマートフォン、タブレットから参加することができるため、特別に専用の端末を用意する必要がありません。
セッションのURLを知っていれば、Webexをインストールせずに会議に参加できます。
海外の取引先とやり取りしやすい
シスコのWebexは、海外の取引先ともスムーズにやり取りできます。
海外の取引先とやり取りをする場合、メールの送受信や直接先方に出向くなどといった方法が一般的です。
一方、シスコのWebexを導入すれば、メールの作成や海外へ出張する必要がありません。
上記の特徴で述べたように、Webexは多言語に対応しておりリアルタイム翻訳機能を使用できます。
そのため、海外の取引先との会議でもスムーズにやり取りすることが可能なのです。
シスコが提供するWeb会議ツール「Webex」を導入するデメリット
シスコの会議ツールであるWebexを導入するデメリットとして、以下の点があげられます。
規模が大きい会議ではコストがかかる
シスコのWebexは、基本機能を無料で利用することができます。
一方、無料版では会議参加人数やグループミーティングの時間が制限されています。
40分以上のグループミーティングを行う場合、制限時間が過ぎると会議が終了します。
会議を続けるためにはもう一度Webexでミーティングを設定する必要があるためムダな時間と手間がかかるのです。
制限以上の人数や時間で会議を行う場合、有料版の購入やオプション機能を使用しましょう。
有料版はコストがかかりますが、時間や人数の制限が少なくなります。
Webセミナーを定期的に開いたり、大人数の会議で生産性を高めたい企業にとって、シスコのWebexは強力なツールとなるのです。
通信環境を万全にする必要がある
シスコのWebexを導入する際は、通信環境を万全にする必要があります。
通信環境が悪いと映像や音声が途切れ、スムーズにWeb会議を進行できない可能性があります。
効率的に話し合いを進めるためにも、通信環境を万全に整えてください。
マイクやイヤホン、WiFiなどを準備すれば、生産性のあるWeb会議を開けるのです。
シスコのWebexにおける具体的な使用シチュエーション例
シスコのWebexの具体的な使用シチュエーションとして、以下の例があげられます。
- 海外など遠方の取引先との打ち合わせや会議
- 在宅勤務でのリモート会議
- 海外支店とのコミュニケーション
- 災害などでオフィスでの勤務が困難なときの事業継続対策
Webexは、様々なビジネスシーンでリモート会議を開催できるのです。
シスコのWebexで生産性を高めよう！
長時間労働の是正など、働き方改革の推進がされる近年、生産性向上を目的に社員個々に合わせた多様な働き方の導入が求められています。
そんな中、あらゆる企業や個人でWeb会議の導入が注目されています。
シスコのWebex導入により、対面会議で必要だった事前準備や、遠方の取引先への移動にかかる時間やコストを削減することが可能です。
ぜひこの機会に、Web会議ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
