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完全リモートワークとは?メリット・デメリット、実際の事例を紹介

リモートワークの実施が推進される中、完全リモートワークを採用している企業があります。

完全リモートワークとは何なのか、一般的なリモートワークとは何が違うのか分からない人もいるのではないでしょうか。

本記事では完全リモートワークの概要とメリット・デメリット、実施している企業、完全リモートワークを探せるwebサイトについて解説します。

完全リモートワークとは

完全リモートワークとは会社に出社することなく、自宅やコワーキングスペースなどで仕事をする働き方です。

リモートワークというと必要に応じて月に数回程度出社するケースが一般的ですが、完全リモートワークでは出社の必要がありません。

完全リモートワークを採用しているために、オフィスをもたない企業も存在します。

ネットさえ繋がっていれば何処にいても仕事ができるという点で、場所と時間に囚われない自由な働き方だといえるでしょう。

完全リモートワークの特徴は主に以下のようにまとめられます。

オフィスが不要

完全リモートワークでは通勤の必要がなく、それぞれが自宅やカフェで仕事するため、オフィスが必要なくなります。

企業側にとっては、オフィスの家賃の節約になります。

通勤手当が不要

完全リモートワークでは通勤の必要がないので、通勤手当が不要になります。

社員にとっては定期代立替の必要がなくなり、企業側にとっては通勤手当の削減につながります。

状況に合わせた雇用形態

地方に移住した人や、育児・介護によって時短で働きたい人なども、完全リモートワークだと時間を調整しやすいこともあり、仕事との両立が可能です。

業務がすべてオンライン上で完了

これまで出社が必要だった書類手続きや押印等の作業もオンライン化が進んだことによって、完全リモートワークでは業務をすべてオンライン上で完了させることが可能です。

完全リモートワークの3つのメリット

完全リモートワークには、主に以下の3つのメリットがあります。

通勤のストレスが軽減される

完全リモートワークのメリットのひとつが、通勤のストレスが軽減される点です。

地域や時間帯によっては混雑の中を通勤しなくてはならないため、多くの時間や労力がかかりストレスが溜まってしまいます。

以下の図1では、リモートワーク経験者がリモートワークのプラス効果として「通勤時間・移動時間が減った」と回答をした割合が最も高くなっています。

図1. テレワーク実施効果【プラス効果の内容】

出典:令和元年度 テレワーク人口実態調査|国土交通省

図1からわかるように、リモートワークのプラスの効果は通勤時間が減ることです。

また、通勤の煩わしさから解放されストレスが軽減されることによって、仕事の生産性の向上効果も期待できます。

場所を選ばずに働ける

完全リモートワークでは出社の必要がないため、ネットやPCなどツールの環境を整えておけば、好きな場所で快適に働けます。

ネットさえ繋がっていれば仕事ができるため、都会の喧騒を離れて地方へ移住するリモートワーカーも増えてきました。

また旅行先で仕事をするワーケーションという選択肢もあり、新しい働き方が増えてきています。

時間を調整できる

完全リモートワークでは、自分で時間を調整しながら働くことが可能です。

そもそも通勤時間や社内での雑務等に要する時間がなくなるため、自分の趣味や家族との時間が増えます。

自分のペースで効率よく業務を進められるため、プライベートの充実が図れるでしょう。

また子育てや介護などで、通勤して働くというスタイルが難しい場合にも、完全リモートワークであれば仕事と両立することが可能です。

それぞれの状況に合わせた働きやすい環境ができることによって、ワークライフバランスの向上にもつながります。

完全リモートワークの3つのデメリット

一方、完全リモートワークのデメリットには以下の3つがあります。

コミュニケーション不足に陥る可能性がある

完全リモートワークで仕事をしていると、相手と対面で話す機会がないためコミュニケーション不足に陥る可能性があります。

コミュニケーションが不足してしまうと仲間との一体感を感じることができず、仕事のモチベーション低下につながる恐れもあるでしょう。

オンラインでのやり取りは予め時間を調整してもらうなどが必要で、気軽に話しかけることが難しく、相談したいときにできない場合があるからです。

積極的にミーティングの時間を設けるなどして、話す機会を作ることを心がけるのも重要です。

また、オンライン会議や気軽にやり取りのできるチャットシステムなどの、コミュニケーションツールの導入も検討してみましょう。

オンとオフの切り替えが難しい

完全リモートワークではプライベートと仕事の境界が曖昧になり、オンとオフの切り替えが難しい場合があります。

特に自宅で仕事をしている場合などは、ついつい就業時間に家事をしてしまったり、一方で休憩も忘れて働き続けてしまうことにもなりかねません。

前もって休憩時間を決めておくなど、上手くコントロールすることが大切です。

自己管理力が必要

完全リモートワークでは基本的に1人で作業しているため、スケジュールやタスクの自己管理が必要です。

タスクを書き出し、目標から逆算して一日のスケジュールを立てることがおすすめです。またルーティーンを設けることにより、ペースを崩さずに効率よく仕事ができます。

スケジュール管理やタスク管理に適したツールを取り入れることも検討してみましょう。

完全リモートワークを実施している企業3選

実際に完全リモートワークを実施している企業を3つ紹介します。

ヤフー株式会社

ヤフー株式会社では場所に囚われずに働くことができる「どこでもオフィス」という制度を設けています。

ネットに安定して接続できる環境を職場とみなす制度で、場所に縛られない働き方を実現しています。

リモートワークによって社員の才能と情熱を解き放ち、びっくりなサービスを生み出すことが目的です。

ヤフー株式会社

カルビー株式会社

カルビー株式会社では原則リモートワークをしつつ、業務遂行の質やスピードを上げることで成果を追求するため、以下の姿勢をとっています。

1.リモートワークの標準化とフルフレックス導入

2.単身赴任の解除

3.通勤定期券代の支給停止とリモートワーク手当の支給

カルビー株式会社

株式会社キャスター

株式会社キャスターは2014年の創業以来、全社でフルリモートワークを導入しており、社員は日本全国各地から海外へと多岐に渡ります。

自宅やコワーキングスペース、カフェ、旅先、本社オフィスなど、働く場所は自由で、フレックス勤務や副業もOKです。

業務委託などの業態変更も希望により臨機応変に行っています。

株式会社キャスター

完全リモートワークを探せるwebサイト

最後に完全リモートワークを探せるwebサイトを紹介します。

Reworker

Reworkerに掲載している求人は、職種に関わらず全てリモートに対応しています。

在宅OKや、時短で週3、副業OKなど、通常の企業では実現することが難しかった新しい働き方ができる求人サイトです。

子育てと仕事の両立や、海外・田舎での生活など、それぞれのライフスタイルに合った働き方を提案しています。

Reworker

リモプル

リモプルは、Web系フリーランスのリモート・在宅ワークに特化した求人サイトです。

案件紹介サービスや面談等の打ち合わせも全てリモートで完結しています。

完全無料でサービスが利用でき、週3日からの自由な働き方をサポートしてくれます。

リモプル

完全リモートワークで時間と場所に囚われない働き方を

完全リモートワークには通勤のストレスが軽減できたり、好きな場所でプライベートを充実させながら働けたりといったメリットがあることがわかりました。

一方で、コミュニケーション不足に陥ったり、オンとオフの切り替えが難しく、自己管理力が必要だというデメリットもあります。

定期的なオンライン面談や、コミュニケーション、タスク管理などのツールを導入することによってデメリットをカバーすることも可能です。

実際に完全リモートワークを実施している企業も増えてきているので、興味を持った方は本記事で紹介したwebサイトで一度探してみて、完全リモートワークでの働き方を検討してみてください。

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