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バーチャル会議とは?Web会議との違いや最先端のツールをご紹介

リモートワークでは、コミュニケーションの取りづらさが課題となっています。

課題を解決するためにも、バーチャル会議の導入は有用です。

本記事では、バーチャル会議とWeb会議の違いや、最先端のツールをご紹介します。

そもそもバーチャル会議とは?Web会議との違いを解説

バーチャル会議とは、VR(Virtual Realityの略)技術を使って、バーチャル環境で行う会議のことです。

Web会議が、パソコンとWebカメラを使うのに対して、バーチャル会議ではパソコンとVRゴーグルを使います。

Web会議では、参加者全員がカメラをオンにしていても、発言者が誰の目を見て話しているのかがわかりません。

日本には、「空気を読む」という言葉があります。

「空気を読む」という言葉からもわかるように、一般的に日本人は非言語コミュニケーションを重視する傾向があると言われています。

Web会議では、同じ空間にいるという感覚がないため、非言語コミュニケーションが取りづらいのです。

一方、バーチャル会議は空間や身振り手振りの表現を共有できるので、Web会議に比べて非言語コミュニケーションが取りやすいです。

バーチャル会議は、非言語コミュニケーションを取りやすいので、論点が複雑になるような議題でも会話にズレが生じず、スムーズにやり取りできる可能性が高くなります。

バーチャル会議で必要なもの

バーチャル会議で必要なものは、主に以下の通りです。

スペックの高いPC

バーチャル会議には、インターネットに接続できるスペックの高いPCが必要になります。

バーチャル会議は、Web会議で使う2D画像よりも大きなデータを扱うので、より高いスペックが必要です。

高性能なCPUや大容量のメモリ、GPUと呼ばれる画像処理パーツの性能が重要になります。

バーチャル会議を行う際は、スペックの高いPCを1人につき1台用意する必要があるため、社員にとっても大きな負担となります。

企業が補助金を出したり、社員にハイスペックPCを貸し出すなどのサポートが必要です。

バーチャル会議用のゴーグル

バーチャル会議には、バーチャル会議用のVRゴーグルが必要不可欠です。

VRゴーグルは、スマートフォン用とPC用がありますが、バーチャル会議ではPC用を使用します。

PC用のVRゴーグルは、HDMIやUSBなど複数の端子を備え、より高解像度の映像に対応するのが特徴です。

バーチャル会議ツール

バーチャル会議は、専用ツールの導入が欠かせません。

バーチャル会議ツールには、一般向けのバーチャル会議ツールと、ビジネスに特化したバーチャル会議ツールがあります。

一般向けのバーチャル会議ツールは、元々ユーザー同士がコミュニケーションを取るために利用されていたため、使いやすい点が特徴です。

一方、ビジネスに特化したバーチャル会議ツールは、企業活動に特化しており、会社の業務内容に合わせてカスタマイズしやすい点が特徴となります。

バーチャル会議ができるツール4選

バーチャル会議ができるおすすめのツールは、以下の3つです。

ツール(1)Horizon Workrooms

Horizon Workroomsとは、Meta社(旧Facebook社)が提供するバーチャル会議ツールです。

Horizon Workroomsの特徴は、以下の通りです。

  • アバターの姿でバーチャル会議ができる
  • 画面共有からホワイトボードまで仮想空間上でできる
  • VRでのツール利用にはMeta Quest2が必要
  • 自分のデスクやパソコンをVR内で使える
  • Meta Quest2がない場合はビデオ通話での参加ができる

料金:無料

ツール(2)VIVE Sync

VIVE Syncは、VRゴーグルHTC VIVEを開発した、HTCが提供するバーチャル会議ツールです。

VIVE Syncの特徴は、以下の通りです。

  • セキュリティに特化したバーチャル会議ツールである
  • Office365に対応しているためOutlookで予約して招待メールをすぐ送れる
  • 企業に合わせたシステム設計ができる
  • PCやスマートフォンからも参加できる

料金:ライトプラン 無料
   エンタープライズプラン 27,500円(年間) 

ツール(3)NEUTRANS

NEUTRANSは、日本国内でVRソフトウェアを開発する企業Synamonが提供する、バーチャル会議ツールです。

NEUTRANSの特徴は、以下の通りです。

  • 世界中どこからでも働けるバーチャルオフィス
  • リモートでもリアルのような体験を可能にするトレーニングスペース
  • 開発予定の未来都市を見学できるショールーム
  • 上記を活かした事業拠点となれる
  • PCやスマートフォンからも参加できる

料金:要問合わせ

ツール(4)rumii

rumiiはアメリカのシアトルにある​​IT関連企業Doghead Simulationが、開発したバーチャル会議ツールです。

rumiiの特徴は、以下の通りです。

  • ホワイトボードや画面の共有ができる
  • 会議室やアバターのカスタマイズを自由にできる

料金:要問合せ

バーチャル会議のメリット

バーチャル会議のメリットとして、以下の点があげられます。

Web会議より臨場感を高められる

お互いの顔だけが見えるWeb会議と比べて、メンバーの分身となるアバターが、仮想空間に集合している効果により、臨場感を高めることが可能となります。

リモートワークを推進できる

バーチャル会議は出勤の必要がなく、オフィスで働くのと同じように働けるため、リモートワークを推進できます。

移動費用や移動時間の削減ができる

バーチャル会議の参加者は、同じ場所に集まる必要がないため、移動費用や移動時間が削減できます。

Web会議よりも発言しやすい

バーチャル会議では、顔が見えない代わりにアバターを通してコミュニケーションを取ります。

バーチャル会議を導入すれば、臨場感の向上やコスト削減、リモートワークの推進が期待できるのです。

バーチャル会議のデメリット

バーチャル会議のデメリットとして、以下の点があげられます。

導入にコストがかかる

バーチャル会議の導入には、参加者1人につき1台の高性能PCやVRゴーグルが必要なため、導入時に多額のコストがかかります。

個人で負担するには負担が大きい可能性があるので、会社がサポートすることが大切です。

慣れるまで時間がかかる

バーチャル会議は、慣れるまでに時間がかかります。

VRは、多くの人が利用経験がない可能性が高いので、操作を覚えるのに時間がかかるからです。

使い方を覚えるために、導入時に事前共有を万全にし、サポートする必要があります。

バーチャル会議はWeb会議のデメリットを解消する手がかり

バーチャル会議はWeb会議のデメリットの1つである「非言語コミュニケーションが取りづらい」問題を解消する手がかりとなります。

一方、バーチャル会議は導入時に多額のコストが発生します。

社員に導入させると、負担が大きい可能性があるため会社がサポートすることが大切です。

また、VR機器の操作に慣れるのに時間がかかると考えられます。

導入時にしっかりと説明した上で、社員をサポートしましょう。

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